大日本スクリーン、高精細プリント配線板用外観検査装置の新機種を発売
高精細プリント配線板用外観検査装置の新機種を発売
~新開発の撮像システムにより、検査を高速化~
大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区)の電子機器カンパニー(社長:藤澤 恭平)はこのほど、新開発の撮像システムにより検査速度の高速化を実現したプリント配線板用外観検査装置「PI-8300」を開発。2007年9月から販売を開始します。
近年、プリント配線板業界では、超高密度が求められるパッケージ配線板ばかりでなく、汎用の配線板についても高密度・高精細化が進み、生産形態の多様化が加速しています。また、携帯電話やデジタルカメラなどデジタル家電の薄型・高機能化に伴い、検査装置にもさらなる高生産性・高精度・高品質が求められています。
今回発売する「PI-8300」は、高い信頼性と安定性により、業界で揺るぎない地位を確立したPIシリーズのスタンダードモデル「PI-8200」の後継機種で、より一層の高速化、高機能化を実現した装置です。
世界的なプリント配線板業界のトレンドに合わせた4種類の検査モードを搭載し、40ミクロンから120ミクロンまで、多彩な線幅の高速検査に柔軟に対応します。開発に当たっては、メインCPUの高速化やアルゴリズムの改良とともに、画像撮像システムを一新。各プロセスにおける処理速度の高速化に加え、新開発の照明やCCD基板により、微小欠陥の検出能力の向上を図り、すべての検査モードにおいてスループットの短縮を図っています。また、検査条件の自動設定機能、検査エリアのマルチコピー機能などにより、トータルセットアップ時間を10%以上(当社比)削減し、生産性のさらなる向上に貢献します。さらに、強化されたDRC(デザインルールチェック)検査機能や、検査回路を複数設けたマルチスレッシュDRC検査機能を搭載し、新開発の目視確認ステーション「VT-2000」をオプション設定するなど、高い品質と優れたコストパフォーマンスを両立させた、バランスの良い検査装置となっています。
当社は、今回のPI-8300の発売により、PIシリーズのラインアップをさらに強化・充実させ、変化する市場ニーズにいち早く対応します。同時に、引き続き成長が見込まれる中国・台湾をはじめとする海外市場への幅広い展開を推進し、世界的なシェア拡大を目指します。
*この装置は、5月30日から6月1日まで東京・有明「東京ビッグサイト」で開催される「JPCA Show 2007」において、実機を展示します。
<販売開始予定>
2007年9月1日
<国内希望販売価格(消費税別)>
5,000万円
<年間販売台数(初年度)>
100台
*以下、商品の詳細は添付資料をご参照ください。