協和メデックス、伊社製の放射性体外診断用医薬品など14品目を日本で販売開始
協和メデックス(株)
イタリア ディアソリン社製品の国内販売を開始
協和メデックス(株)(東京都中央区 社長:伊藤 菁莪)は、セティ・メディカルラボ(株)から、イタリア DiaSorin S.p.A(ディアソリン社)の放射性体外診断用医薬品など14品目の日本での販売を引き継ぎ、平成19年6月1日より独占的に販売することとなりした。
また、平成19年2月1日をもって、日本シエーリング(株)から、同じくディアソリン社の全自動化学発光免疫測定装置「Liaison(リエゾン)」の測定試薬12品目の日本での販売権を取得しました。(12品目のうち10品目は製造販売承認の承継です。)
測定装置「リエゾン」及びその測定試薬について、ディアソリン社と販売代理店契約を結んでおり、今年度内の発売を目指しております。
セティ・メディカルラボ(株)から引き継ぐ14品目は、放射性体外診断用医薬品11品目、放射性研究用試薬2品目、体外診断用医薬品1品目で、腫瘍マーカーである「TPA(R)-M」や内分泌ホルモンである「25水酸化ビタミンD」など特徴のある製品が多く、国内でも大手検査センターを中心に、既に幅広く使用されています。
2月1日より販売代理店となりましたディアソリン社の全自動化学免疫測定装置「リエゾン」は、全世界で約1200台以上が稼動しており、現在も設置台数、関連売上が増加中です。「リエゾン」及び専用試薬により、腫瘍マーカーや内分泌ホルモン、感染症、自己免疫等、多項目の測定が可能です。当社におきましては今後「リエゾン」用の種々の試薬開発を含む、多面的な展開を考えております。
この度の合計26品目の試薬、1品目の機器の販売及び今後開発を予定している品目を順次上市することにより、将来的に年間10億円の売上を目指します。
当社は、RIA系測定分野、免疫系測定分野のラインアップ拡充により、検査試薬と検査機器の総合的なメーカーとして、医療や人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に貢献していきたいと考えています。
<協和メデックス(株)の概要>
本社 :東京都中央区晴海1-8-10 晴海トリトンスクエア X棟 4F
資本金:4億5,000万円
代表者:代表取締役社長 伊藤 菁莪(いとう せいが)
売上高:96.5億円(平成19年3月期)
昭和56年(1981年)に協和発酵工業(株)(東京都千代田区 社長:松田 譲)の臨床検査部門から分離独立し、同社の100%子会社として設立された協和メデックス(株)は、生化学検査試薬、モノクローナル抗体を利用した免疫診断薬、医療機器などの製造・販売を行っています。当社は、世界に先駆けて開発された酵素的測定法デタミナーシリーズや、世界初のHDLコレステロール直接測定試薬、研究用試薬としても酸化LDLを自社開発するなど、臨床検査医学に貢献し、その発展の一翼を担っています。
<ディアソリン社(DiaSorin S.p.A)の概要>
本社:Italy Saluggia、CEO:Antonio Boniolo
体外診断薬の開発、製造、販売を展開。売上高:179.8百万EUR(2006年実績)
<セティ・メディカルラボ(株)の概要>
本社:東京都千代田区、社長:ファビエン・レジャル
フランスのドニ・フレールグループの日本拠点であるセティ株式会社の子会社で、体外診断薬の販売事業を展開。