富士フイルムHD、グループ共通の総務/人事関連業務を集約した新会社を設立
富士フイルムホールディングス
グループ共通の総務/人事関連業務を集約しシェアードサービス会社を設立~
連結経営の効率化と強靭な企業体質の実現に向けて ~
富士フイルムホールディングス株式会社(社長 古森 重隆)は、連結グループ経営における経営効率の向上、業務品質の向上や専門人材育成などを目的に、富士フイルムホールディングス傘下のグループ企業の総務、人事(福利厚生など)、保険代理業務、旅行代理業務の機能を集約するシェアードサービス会社「富士フイルムビジネスエキスパート株式会社」を設立いたします。
この新会社は、本年7月からの営業開始を予定しております。
【 新会社の主な事業内容 】
富士フイルムビジネスエキスパートは、富士フイルム株式会社の連結子会社である株式会社富士フイルム保険サービスと、富士ゼロックス株式会社の連結子会社で総務・人事サービスを提供している富士ゼロックスゼネラルビジネス株式会社を統合し、富士フイルムホールディングスのガバナンスのもとでグループ各社の総務、人事領域におけるシェアードサービスを提供いたします。
新会社は、富士ゼロックスゼネラルビジネスが培ってきたオフィスの日常業務に対する高度な支援サービス力を土台に、富士フイルム、富士ゼロックスそれぞれ独自のノウハウも融合し、効率的で質の高いサービスをグループ全体に提供していくことを目指しております。
これに伴って、富士フイルムと富士ゼロックスが現在それぞれに行なっている総務・人事業務の一部を、順次、富士フイルムビジネスエキスパートに移管いたします。また段階を経て、サービスを提供するグループの対象企業を拡大していくとともに、両社の間接材購買業務などもシェアードサービスの対象とするなど、業務範囲の拡大も進めてまいります。
【 シェアードサービス化の背景と狙い 】
富士フイルムは、中期経営計画「VISION75」の基本戦略の一つに「連結経営の強化」を掲げ、2006年10月には持株会社制への移行、2007年2月には富士フイルムと富士ゼロックスの本社を東京・六本木の東京ミッドタウンに集結・統合し、グループ間のシナジー効果の最大化を進めています。
併せて、新たな体制に移行したこの機に、富士フイルムホールディングスグループのすべての組織を対象として、製造原価、販売費および一般管理費、研究開発費について徹底した効率化と重点使用化を図り、より筋肉質で強靭な企業体質の実現を目指していく「スリム&ストロング活動」をスタートさせました。
今回のシェアードサービス化は、この「スリム&ストロング活動」の一環であり、共通業務の集約によるスリム化、業務プロセスの標準化・統合化、あるいはアウトソースの活用などによる徹底した効率を追求し、サービス品質・機動性の向上に努めてまいります。
*以下、新会社の概要などは添付資料をご参照ください。