モンタビスタ、通信・汎用コンピューティング向け統合開発ソリューションを提供
モンタビスタ、フリースケール社の通信および汎用コンピューティング向け統合開発ソリューションを提供
PowerQUICC II Proプラットフォーム用MontaVista Linuxにより、ネットワーキング、
ストレージ、工業用制御およびSOHO向けイメージングアプリケーションの開発期間を短縮
2007年6月4日(現地時間)米カリフォルニア州サンタクララ発-
インテリジェント機器および通信インフラストラクチャ向けLinux(R)のリーディングプロバイダであるMontaVista(R) Software,Inc.,(以下、モンタビスタ)は、本日、Freescale Semiconductor(以下、フリースケール)のMPC8349E-mTIXEプラットフォームをサポートすることを発表しました。このプラットフォームは、高集積PowerQUICC(R) II Proプロセッサおよびオンチップコンポーネントと外部コンポーネントのコスト効率の高い組み合わせを活用した性能を利用するハードウェアおよびソフトウェアの開発に最適です。モンタビスタは、ペリフェラルのサポートを増強させることによって、より現実的な開発環境を作成しました。この協同ソリューションにより、より豊富で緊密に統合された組込みアプリケーションの開発が迅速化でき、市場投入までの期間が短縮できます。
このプラットフォームには、MPC8349E-mITXEプラットフォームにプリインストールされるフリースケールのボードサポートパッケージ(BSP)が含まれ、MontaVista Linux Professional Editionに対する独創的なサポートを提供します。フリースケールおよびその顧客は、高度なリアルタイム機能を提供する、業界で最も幅広く採用されている商用組込みLinuxであるMontaVista Linuxに期待しています。
機能豊富な高性能アプリケーションを構築するOEMは、モンタビスタのテクノロジがMPC8349E-mITXEにバンドルして販売されている汎用BSPと比較して、プリエンプションレイテンシーを15分の1に短縮する手法を高く評価しています。このリアルタイムの優位性により、開発チームは、タイムクリティカルなコードをカーネルの外部のユーザ空間に配置することができ、このユーザ空間では、コードのデバッグが容易になるばかりでなく、実行もより確実で安定したものになります。
「フリースケールのPowerQUICC II ProとMontaVista Linuxの組み合わせにより、OEMや開発チームは豊富で高い性能の組込み製品をより迅速に開発することができます。」と、モンタビスタのプロダクトマネージメント・ディレクタであるPatrick MacCarteeは述べています。Patrick MacCarteeはさらに、「モンタビスタがPower Architectureテクノロジに戦略的投資を行うことにより、OEMは、シリコンチップ、システムおよび各自の付加価値ソフトウェアを最大限に活用して、優れたエンドユーザ環境を実現することができます。」と述べています。
フリースケールのMPC8349E-mITXE向けの並外れたリアルタイム性能は、MontaVista Linux Professional Editionの機能を活用します。開発チームは、Professional Editionを用いることにより、性能が従来のリアルタイムオペレーティングシステムの性能に匹敵する、業界最先端のネィティブなLinuxリアルタイム機能の利点を活用できます。市場をリードするこのOSは、柔軟なオープンソース開発プラットフォームで開発の迅速化を目指す開発チームにとって理想的なプラットフォームです。
開発チームは、世界中で4千万を超える製品に搭載されている、この徹底的にテストされたモンタビスタのソフトウエアの完全なメンテナンスとサポートの恩恵を受けています。モンタビスタは、コミュニティのバグフィックスやパッチを継続的にテスト、強化および統合しているため、リスク要因も大幅に低減されています。
「モンタビスタは、当社のMPC8349E-mTIXEプラットフォームに対して模範的なサポートを提供しており、当社のお客様は当社のプラットフォームが提供する豊富な機能の利用、低コスト化、および開発期間の短縮を図ることができます。」と、フリースケールのマーケティング&ビジネスディベロップメントマネージャ、Nikolay Guenov氏は述べています。同氏はさらに、「モンタビスタとフリースケールは引き続き、広範なアプリケーション向けに影響力があり統合された開発ソリューションを提供し、両社のOEMコミュニティへの継続的なコミットメントを実証していきます。」と述べています。
MCP8349-mTIXEプラットフォーム用MontaVista Linux Professional Editionのリリースは、組込み開発チームのために製品コントロールの向上と開発期間の短縮を推進するフリースケールとモンタビスタの業務提携の成果を示すもう1つの例です。モンタビスタは、MCP8349-mTIXEプラットフォームに加えて、MCEVALHPCN-8641、MPC8272 ADS、MPC8349 MDS、MPC8360 ADS、PQ2FADS-ZU/VR、MPC866 ADS等、その他のフリースケールのプラットフォームに対するサポートも提供しています。
◆モンタビスタソフトウエアについて
モンタビスタソフトウェアは、インテリジェント機器および通信用インフラストラクチャ向けLinuxのリーディングプロバイダです。モンタビスタは、商用品質のLinuxオペレーティングシステム、使いやすい開発ツール、専門サポート、設計/移行サービスおよび400以上のパートナーの完全なエコシステムを提供しています。
モンタビスタは、米カリフォルニア州サンタクララに本社を置き、15カ国に拠点を置いています。詳しくは、www.mvista.comをご覧ください。
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc.の100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。
詳しくは、www.montavista.co.jpをご覧ください。
*LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。MontaVistaは、MontaVista Software Inc.の登録商標です。
*その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。