コニカミノルタ、点字原稿などを立体形状にコピーできる立体コピーシステムを発売
点字原稿などを立体形状にコピーできる視覚障がい者支援システム
「立体コピーシステム PartnerVision bizhub 360」
新発売
コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社(社長:木谷 彰男、以下 コニカミノルタ)は、6月下旬より、点字原稿などを立体形状にコピーできる『立体コピーシステム PartnerVision(パートナービジョン)bizhub 360』を発売いたします。
■発売日
発売日 2007年6月下旬
■価格
<名称>
立体コピーシステム PartnerVision bizhub 360
(立体コピー現像機+専用複写機)
<システム標準価格(税別)>
1,900,000円
<搬入設置料金>
40,000円
立体コピーシステムは、カプセルペーパー(専用紙)、立体コピー現像機、専用複写機の3要素で構成され、点字原稿などを立体形状にコピーできる、視覚障がい者の方への情報伝達を支援するシステムです。1980年に松本油脂製薬株式会社とコニカミノルタ(当時:ミノルタカメラ株式会社)が初代のシステムを共同開発して以降、システムの改良を行いながら、販売を継続してまいりました(総販売元:松本興産株式会社)。
この度発売する『立体コピーシステム PartnerVision bizhub 360』では、専用の複写機をリニューアルすることで、コピーだけでなく、パソコンからのプリント出力(オプション)に対応いたしました。これにより、文書データを直接、カプセルペーパーに出力することができ、立体コピーの作業工程が低減できます。
さらには、標準でスキャナ機能を搭載しているほか、オプションの装着によりスーパーG3FAXが可能となるなど、立体コピー以外の業務用途にも利用でき、活用の幅が広がります。
立体コピーの作成にあたっては、まず専用複写機を使用し、立体化したい原稿をカプセルペーパーにコピーします。次に、コピーしたカプセルペーパーを立体コピー現像機 YMT-A3にとおし、熱を加えるとトナーが付いた部分が膨張し、画像が浮かび上がるしくみです。
カプセルペーパーは、松本油脂製薬株式会社が開発し、高分子学会賞を受賞した熱膨張性マイクロカプセル(熱を当てると瞬間的に体積が100倍程度になる)を使った特殊な用紙です。
立体コピーを活用すれば、実際に紙面に触れることにより、これまで難しかった文字(点字)やグラフ、地図などの内容伝達がしやすくなります。
コニカミノルタは、今後も立体コピーシステムを通じて、視覚障がい者のご支援に貢献していきたいと考えております。
■主な特長
●立体コピーが簡単に作成できる
専用複写機『PartnerVision bizhub 360』で複写したカプセルペーパーを『立体コピー現像機 YMT-A3』に挿入するだけで、簡単に立体コピーを作成することができます。
オプションの装着により、WindowsおよびMacに対応し、また10Base-T/100Base-TXをサポートしているので、クライアントパソコンのOSに関わらず、ネットワークプリンタとして既存のLAN環境にスムーズに接続できます。
これにより、パソコンから文書データを直接、カプセルペーパーに出力することができます。
●立体コピー以外の用途にも活躍
専用複写機『PartnerVision bizhub 360』は、立体コピーと通常コピーを切り替えて利用することができます。また、標準でスキャナ機能を搭載しているほか、ファクス機能の拡張が可能(*)となり、立体コピー用途以外にも使用することで、活用の幅が広がります。
*オプション対応
●環境への配慮
・環境負荷の少ない複写機としてエコマーク認定(*)
(財)日本環境協会から、製造段階、梱包発送、回収システム、再利用、成分、騒音、電気消費、安全性などの分野で環境への負荷が少ない製品であると認証を受けています。
また、国際エネルギースタープログラムにも適合しております。
*エコマーク認定番号/第05117011号
・コニカミノルタ独自の重合法トナー(デジタルトナー)採用で生産時の環境負荷低減
重合法トナーの採用により、従来の粉砕分級工程が不要となり、製造プロセスでCO2、NOx、SOxの排出量がコニカミノルタ従来の粉砕トナーに比べ約40%も削減できました。
※以下、詳細は添付資料をご参照下さい。