日立アプライアンス、3段階の除湿運転が可能な業務用エアコン向け室内ユニットを発売
空調による冷え過ぎやジメジメ感を改善
業務用エアコン向け室内ユニット「新爽快除湿 てんかせ4方向」を発売
新たに湿度センサーを搭載し、3段階の「爽快除湿運転」*1が可能
日立アプライアンス株式会社(取締役社長:石津 尚澄)は、通常の冷房・暖房運転に加えて、梅雨の時期や夏場の空調による冷え過ぎを抑えながら、除湿運転も行うことができる業務用エアコン向け室内ユニットに、新たに「湿度センサー」を搭載し、室内の温度と湿度により3段階の設定を可能*1とした「新爽快除湿 てんかせ4方向」全10機種を2007年6月11日より発売します。
この「新爽快除湿 てんかせ4方向」は、吸い込んだ室内空気を冷やすことにより除湿し、その空気を再度温めて室内の冷え過ぎを抑えながら吹き出すという従来機種の特長を継承した製品で、店舗・オフィス用エアコンおよびビル用マルチエアコンの両方に接続可能とした業界唯一*2の室内ユニットです。
【 型名および出荷時期 】
◆新爽快除湿(てんかせ4方向)
型 名:28型~90型
システム相当馬力:1.0~3.3馬力
機種数:10機種
室内ユニット本体価格:310,000~414,000
出荷開始時期:2007年6月11日
*1:任意の湿度に制御するものではなく体感の向上を目的とした独自の制御を行います。
*2:2007年6月7日現在 当社調べ
■新製品の主な特長<業務用エアコン向け室内ユニット「新爽快除湿 てんかせ4方向」>
1.湿度センサーを搭載し、温度と湿度による3段階の「爽快除湿運転」*3を実現
室内ユニットに新たに湿度センサーを搭載し、室内の温度だけでなく湿度も検知することで、3段階の「爽快除湿運転」*3を可能としました。操作は標準リモコン*4で行え、「温度優先ドライ」「中間ドライ」「湿度優先ドライ」の中から季節やユーザーの好みに応じて設定可能です。
*3:任意の湿度に制御するものではなく体感の向上を目的とした独自の制御をしています。
*4:型式:PC-AR
2.温度むらを抑えた快適な空間を実現する「ワイド気流ウィング」を搭載
室内ユニット吹出し口に新たに「ワイド気流ウィング」を搭載することで、ワイドな気流がパネル4隅の気流の死角をなくし、温度むらを抑えた快適な空間を実現することが可能です。
3.大規模な空調管理が可能な集中制御システムに対応
大規模な空調管理が可能な集中制御システムに対応した室内外ユニット間の新制御伝送方式「H-LINK II」を採用しました。
これにより当社「H-LINK II」対応の集中制御システムおよび室外ユニットと組合せた場合、最大で室外ユニット64台、室内ユニット160台の制御を可能とし、空調機の集中制御規模が大幅に拡大しました。
【 需要動向および開発背景 】
従来の一般的な室内ユニットでは、梅雨時などの冷房中間期(比較的温度が低く、湿度が高い環境)や夏のジメジメ感を改善するために、冷房運転の設定温度を低くし、湿った空気を冷やすことで、除湿を行っていました。このため、室内が冷え過ぎてしまうこともありました。これを解消するため、当社では、冷え過ぎた空気を再度温める再熱用熱交換器を搭載した初代「爽快除湿」を2005年に発売し、好評を得ています。さらに今般、温度だけでなく湿度も考慮した快適性の高い室内環境へのニーズに応え、店舗・オフィス用エアコンおよびビル用マルチエアコン共通の室内ユニット「爽快除湿 てんかせ4方向」を新たにモデルチェンジしました。
以 上