電通など3社、通販事業支援会社「電通ダイレクトフォース」を設立
電通・電通テック・ベルシステム24の3社共同による
ダイレクトビジネス(通販事業)支援会社「株式会社電通ダイレクトフォース」設立について
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長:俣木盾夫、資本金:589億6,710万円以下「電通」)、株式会社電通テック(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松井達二、資本金:26億5,000万円以下「電通テック」)、株式会社ベルシステム24(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:園山征夫、資本金:90億円、以下「ベルシステム24」)の3社は、通販事業戦略立案からクリエーティブ、メディアプランニング、メディアバイイング、CRM、商品企画など通販事業戦略及びマーケティングにかかわるあらゆる業務をサポートし、通販事業を手がけるクライアント企業を全面的に支援するダイレクトビジネス支援の新会社『株式会社電通ダイレクトフォース以下「電通ダイレクトフォース」』を6月11日に設立することに合意いたしました。
1.新会社設立の趣旨
昨今、消費者の生活スタイルの変化、規制緩和、流通環境の変化など事業環境の変化に伴い、企業の通販事業への参入が相次いでおります。通販市場は3兆円を越える規模に成長し、特に健康・美容・金融の領域では今後さらなる成長が見込まれております。
こうした状況の中、電通、電通テック、ベルシステム24の3社は、クライアント企業のダイレクトマーケティング活動を統合的にサポートするため、昨年6月に業務提携し、クライアント企業に、事業コンサルティング、メディア、クリエーティブに加え、CRM機能やコンタクトセンター業務までを提供してまいりました。
一方、通販市場における競争激化により、クライアント企業からは、さらなる競争力を高めるためのソリューション提供や機動性の高い体制構築への要望が高まってきております。
電通は、こうしたクライアントの高度化するニーズに対応し、電通グループによるワンストップ体制をさらに強化するために、クライアント企業の通販事業戦略及びマーケティングにおける課題解決を目的とする専門会社「電通ダイレクトフォース」を設立いたします。
電通テックは、広告制作業務、さらには平成19年7月に設立する株式会社電通カスタマーアクセスセンターによるフルフィルメント業務との連携を、ベルシステム24は、同社が展開するCRM業務で培ったDialogue(対話)デザインのノウハウとの連携を目的に、それぞれ資本参加します。
新会社設立にあたり、これまでの3社のダイレクトビジネス業務実績に基づくノウハウと知見を投入した新しいダイレクトビジネスメソッドを開発いたしました。この新メソッドを基盤としたトータルソリューションを提供することにより、クライアント企業の競争力強化を支援し、ダイレクトビジネスの取扱い拡大を目指してまいります。
2.主な事業領域
(1)アカウントプランニング:消費者視点のダイレクトビジネス及びマーケティングプロデュース
(2)ダイレクト事業コンサルティング:ダイレクト事業計画策定、ダイレクト事業構築支援等
(3)広告コンテンツ制作:レスポンス型CM、新聞広告、折込チラシ広告等の企画制作
(4)CRM企画・運用:CRMコンサルティング、リテンションツール開発、運用業務等
(5)メディア業務:メディアプランニング、インターネット・クロスメディアプランニング、各種メディアバイイング等
(6)マーケティングROIマネジメント:マーケティングROI分析、KPI(重要業績評価指標)管理等
(7)商品企画開発:通販顧客向け商品企画支援、オファー開発支援等
(8)調査・市場研究報告:通販市場・消費者・顧客に関する調査分析、調査パネル運営等
(9)メディア・チャネル開発:通販メディアの企画開発、eコマースチャネル開発
3.新会社の概要
(1)社名: 株式会社電通ダイレクトフォース(英文名Dentsu Direct Force Inc.)
(2)資本金: 1億5,000万円
(3)本社所在地: 東京都中央区勝どき
(4)株主: 電通65%、電通テック20%、ベルシステム24 15%
(5)設立日: 平成19年6月11日
(6)営業開始日: 平成19年7月2日
(7)代表者: 代表取締役社長 三代一順
(現電通MP マネジメント局ダイレクトビジネス室室長)
(8)従業員数: 23名(予定)