日本産業機械工業会、4月の産業機械受注状況を発表
平成19年4月 産業機械受注状況
1.概 要
本月の受注高は、4,425億5,100万円、前年同月比122.4%となった。
内需は、2,362億8,700万円、前年同月比103.2%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比94.5%、非製造業向けは同109.9%、官公需向けは同125.3%、代理店向けは同98.4%であった。
増加した機種は、化学機械(冷凍含)(101.4%)、タンク(168.5%)、ポンプ(207.5%)、圧縮機(108.1%)、送風機(105.6%)、金属加工機械(179.6%)の6機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(90.0%)、鉱山機械(69.0%)、プラスチック加工機械(93.5%)、運搬機械(92.6%)、変速機(89.9%)、その他機械(90.4%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、2,062億6,400万円、前年同月比155.6%となった。
プラントは、5件、541億4,700万円であった。(前年同月比は、前年同月に案件が無かったため計上できず。)
増加した機種は、ボイラ・原動機(247.3%)、化学機械(冷凍含)(259.5%)、タンク(3351.1%)[33.5倍]、圧縮機(124.5%)、変速機(122.2%)、その他機械(125.3%)の6機種であり、減少した機種は、鉱山機械(76.7%)、プラスチック加工機械(92.4%)、ポンプ(71.3%)、送風機(45.3%)、運搬機械(69.0%)、金属加工機械(54.2%)の6機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2.機種別の動向
(1)ボイラ・原動機
電力、外需の増加により前年同月比144.7%となった。
(2)鉱山機械
鉱業、外需の減少により同71.9%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む)
化学、一般機械、電力、外需の増加により同156.4%となった。
(4)タンク
石油・石炭、外需の増加により同267.4%となった。
(5)プラスチック加工機械
金属製品、外需の減少により同92.9%となった。
(6)ポンプ
卸・小売、官公需の増加により同157.4%となった。
(7)圧縮機
化学、外需の増加により同114.9%となった。
(8)送風機
外需、代理店の減少により同94.9%となった。
(9)運搬機械
鉄鋼、自動車、外需の減少により同84.8%となった。
(10)変速機
窯業土石、運輸の減少により同96.4%となった。
(11)金属加工機械
外需の減少により同80.3%となった。
(※ 表1~3は関連資料を参照してください。)