セイコープレシジョン、EDI通信プロトコル「AS2」対応のプロトコルコンバーターを発売
次世代インターネットEDI通信プロトコル「AS2」に対応
第一弾、プロトコルコンバータSX-3540新発売
セイコープレシジョン株式会社(社長:中山正之、本社:千葉県習志野市茜浜1-1-1、TEL:047-453-0111)は、流通BMS(ビジネスメッセージ標準)の新EDI通信手順のひとつであるAS2に対応した製品を順次発売いたします。第一弾としてプロトコルコンバータSX-3540を開発し、今夏より発売いたします。
SX-3540は、インターネットを利用したデータ交換技術のEDIINT AS2(Electronic Data Interchange-Internet Integration Applicability Statement 2)プロトコルを、全銀TCP/IPプロトコルに相互変換するハードウェアです。自社システムに全銀TCP/IPの通信環境があれば、SX-3540を導入することでAS2での受発注が可能になります。
AS2は米ウォルマートで行われているEDI通信方式で、大量のデータを高速で通信することが可能です。
従来の公衆回線を使うJCA手順では1時間程度かかっていたデータ量の通信も、わずか数分で送受信できます。日本国内では(財)流通システム開発センターを中心に大手メーカー・卸でも導入が検討されており、今年に入りワーキング・グループ数社で共同実証運用され、4月からは総合スーパー等の小売業で実利用され始めています。AS2は現在のJCA手順に代わり今後急速に普及すると見込まれています。
従来AS2でデータ通信するためには、EDI専用ソフトに追加機能として別にソフトを購入するか、バージョンアップする必要がありました。今回開発したSX-3540は、独立したハードとして提供しますので、既存システムに全銀TCP/IP機能さえあればEDIソフトのメーカーやバージョンに関係なく接続することができます。4セッションまたは2セッションの選択ができ、ネットワークに複数台接続することで、EDIシステムの規模に応じた柔軟な対応が可能です。
本体価格は4セッション仕様で110万円、2セッション仕様で70万円とし、初年度販売台数200台を予定しております。
セイコープレシジョンでは、自社製EDIパッケージソフト「ROS3(ロス・キュービック)」のAS2オプションも今秋リリース予定で、ハード・ソフトの両面からAS2に対応をしていく予定です。
以 上
【SX-3540仕様】
・サイズ 364(W)×257(D)×44(H)mm (突起部を除く)
・質量 約3.1Kg
・定格電圧 AC100V±10%、50/60Hz
・温度条件 0~40℃
・湿度条件 20~80%RH
・LAN I/F 10BASE-T/100BASE-TX 2ポート(ルーティング機能なし)
・同時セッション数 4/2
・最大転送ファイルサイズ 50MB(標準) または100MB (同時セッション数が2以下の場合)
・スループット(目標値) 4セッション同時通信時10Mbps
・表示部 24桁×2行VFD
・前面操作部 5点キー、モードキー
※本文中に記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。
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