リニアテクノロジー、デュアル・チャネル1MHz同期整流式コンバーターを販売開始
リニアテクノロジー、新製品「LTC3522」を販売開始
3mm×3mm QFNパッケージの同期整流式400mA DC/DC昇降圧コンバータおよび200mA同期整流式降圧コンバータ
2007年6月12日 - リニアテクノロジーは、デュアル・チャネル1MHz同期整流式コンバータ「LTC3522」の販売を開始しました。LTC3522EUDは16ピンQFNパッケージで供給され、1,000個時の参考単価は315円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
デュアル・チャネルのうちの1本目のチャネルは、入力電圧が出力電圧を「上回る」、「下回る」、「等しい」のいずれの場合でも、最大400mAの連続出力電流を供給できる独自の同期整流式昇降圧トポロジーを採用しています。3.3V出力が必要な、1セル・リチウムイオン・アプリケーションでは、昇降圧トポロジーによってバッテリ動作時間を最大25%延ばすことができます。2本目のチャネルは同期整流式降圧レギュレータで、最小0.6Vの電圧で最大200mAの連続出力電流を供給可能です。このような組み合わせは、3.3VのI/Oレールと0.6V~1.8Vのコア電圧レールを必要とするDSPやマイクロコントローラなどのアプリケーションへの給電に最適です。
LTC3522は1MHzのスイッチング周波数によって小型で低コストのセラミック・コンデンサやインダクタを使用可能な上に、3mm×3mm QFNパッケージで供給されるので、小さいソリューション実装面積を実現します。
LTC3522は自動Burst Mode(R)動作を採用し、無負荷時の消費電流がわずか25μA(両チャネル)です。非常に低ノイズであることが求められるアプリケーションでは、Burst Mode(R)機能を無効化して連続PWMモードに置き換えることができます。シャットダウン電流は1μAを下回るので、バッテリ動作時間をさらに延長します。チャネルごとにソフトスタート機能を個別に搭載しているので、柔軟な設計が可能です。この他に、短絡保護、熱保護、パワーグッド・フラグなどを特長としています。
LTC3522の特長:
・デュアル高効率DC/DCコンバータ:
- 昇降圧(VOUT:2.2V~5.25V、VIN > 3VおよびVOUT = 3.3VでのIOUT:400mA)
- 降圧(VOUT:0.6V~VIN、IOUT:200mA)
・入力電圧範囲:2.4V~5.5V
・ピンで選択可能なBurst Mode(R)動作
・両方のコンバータがBurst Mode(R)動作時の総消費電流:25μA
・独立したパワーグッド・インジケータ出力
・ソフトスタートを内蔵
・熱および過電流保護
・シャットダウン時の消費電流:<1μA
・小型(0.75mm×3mm×3mm)QFNパッケージ
注: VOUTのOUT, VINのIN, IOUTのOUTは下付。
フォトキャプション:バッテリ動作時間を25%延長するデュアル1MHz同期整流式DC/DCコンバータ
◆お問合せ先:
リニアテクノロジー(株)
TEL 03-5226-7291(代表)
www.linear-tech.co.jp
(※参考画像あり)