松下電工、ビル用マルチエアコンも一元管理可能なビルの設備監視システムを発売
照明制御・警報監視などに加え
ビル用マルチエアコンも一元管理可能なビルの設備監視システム
「エミット・ビルコントローラ WeLBA500 ビル用マルチエアコン通信機能付」
新発売
松下電工株式会社は、2006年8月発売のビルの設備監視システム「エミット・ビルコントローラ WeLBA(ウェルバ)500」(※1)に新たにオプション機能として空調管理ができるマルチエアコン通信機能を追加し7月21日より発売します。本オプション搭載のWeLBA500は、照明制御・警報監視・動力制御・検針・計測・計量からビル用マルチエアコン(※2)まで一元管理することが可能になり、電気・空調のエネルギーデーター収集・一括料金管理などビル設備運用の省力化を支援します。
なお本商品は、Interop Tokyo 2007(6月13日~15日、幕張メッセ)に出展します。
(※1)エミット・ビルコントローラ WeLBA(ウェルバ)500:
ビルの照明制御や警報監視などの設備監視(500点まで)ができるビルの設備監視システム
(※2)ビル用マルチエアコン:
中小規模のビルや店舗などで一般的に使用されている空調機のシステム
商品名 エミット・ビルコントローラ WeLBA500 ビル用マルチエアコン通信機能付
希望小売価格(税込) システム合計 約600万円~(工事費別)
(コントローラタイプ1台、インターフェースユニット1台、各種端末機器120台の場合)
発売日 2007年7月21日
販売目標 200システム/年(2008年度)
■ビル用マルチエアコン通信機能の主な特長
(1)照明制御・警報監視などに加え、ビル用マルチエアコンも一元管理
(2)ビル用マルチエアコンの多彩な運用が可能
(3)業界初(※3)の室温リクエスト機能を追加可能
(※3)中央監視設備分野において、2007年6月現在当社調べ。
■開発の背景
当社はビルの設備監視システムとして、床面積20,000m2以上のビル向けに「TOTALINK-BA20/BA50」、2,000~20,000m2規模のビル向けには、照明制御・警報監視・動力制御・検針・計測・計量などが一元管理できる「エミット・ビルコントローラ WeLBA200/WeLBA500」を発売していますが、昨今では省エネ意識の高まりからビルの消費エネルギーの約50%を占める空調も一元管理する必要性が高まってきており、特にWeLBA500の対象とするビルで普及が進んでいるビル用マルチエアコンは、ビルの設備監視システムとは別に管理するのが一般的で、それぞれに設定作業が必要なため手間がかかることが、大きな課題となっていました。
そこで、当社は「エミット・ビルコントローラ WeLBA500」のオプション機能としてビル用マルチエアコンとの通信機能を開発しました。本オプションを搭載したWeLBA500は、照明制御・警報監視・動力制御・検針・計測・計量からビル用マルチエアコンまで一元管理することが可能になり、電気・空調のエネルギーデーター収集・一括料金管理などビル設備運用管理の省力化を支援します。
■ビル用マルチエアコン通信機能の主な特長
(1)照明制御・警報監視などに加えビル用マルチエアコンも一元管理
これまでは照明制御と空調制御は別システムとなっていることが多く、スケジュール設定をそれぞれのシステムで行ったりテナントの料金管理も別々に計算したりする必要がありました。本機能を利用すれば、照明やファンなどの動力に加えビル用マルチエアコンも一元管理できるため、一括でスケジュール設定が可能になります。また、電気、水道、ガスに加えマルチエアコンで使用した電力量の料金管理をすることができます。また、マルチエアコンを接続することで、管理する設備が増えますが、本機能は従来からある管理点数(500点)とは別に256リモコン単位(※4)のマルチエアコンを管理できるようにしました。これにより、他設備の数に影響されることなくマルチエアコンの接続数を検討できます。
(※4)1台もしくは複数の室内機を制御するリモコン数
(2)ビル用マルチエアコンの多彩な運用が可能
WeLBA500からエアコンのON/OFFや運転モード切り替え、フィルター目詰まり監視などを行うことができますので、「何時からドライ運転」や「何時から28℃設定」など省エネを意識したスケジュール運用が可能です。さらに風量変更やドライ/送風モード切り替えによるデマンド空調制御で、できるだけ快適性を損なわないデマンドを実現します。
(3)業界初の室温リクエスト機能を追加可能
従来の空調の運用では、設定温度をある一定温度に固定して衣服の着脱により寒暖の調節をするという快適性を無視した運用や、夏場に設定温度を下げて十分室温が低くなっても設定温度を元に戻すのを忘れてエネルギーの無駄遣いをしている、というようなことが多く見受けられました。業界初の室温リクエスト機能はこうした問題点を解決します。室温リクエスト機能は、執務者自身が業務用パソコン上で室温の変更をリクエストすることができ、さらに独自のアルゴリズムによる温度設定緩和機能により執務者の快適性を図りながら無駄を抑えた省エネ運転を可能にします。
(4)各メーカーのビル用マルチエアコンに対応
WeLBA500はビル用マルチエアコンとRS232C通信により信号授受を行います。従って、多くのビル用マルチエアコンメーカーがラインアップしているRS232C通信インターフェースを利用すれば、WeLBA500はメーカーを意識することなくビル用マルチエアコンと通信することができるので、お客様は各メーカーのビル用マルチエアコンを自由に選定することができます。(※5)
(※5)一部対応していないメーカーがあります。詳しくはお問い合わせください。
※以下は添付資料を参照
■ビル用マルチエアコンとの通信内容
■システム構成図
■システム構成図
PACスケジュール画面
ユーザーグループ画面
室温リクエスト機能申告画面
■機器仕様
以 上
■お問い合わせ先
商品参考サイト http://biz.national.jp/Ebox/ba_sys/welba/