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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'05.16.Thu
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2007'06.22.Fri

大日本印刷と国立情報学研究所、学会向け情報支援システムを開発

大日本印刷、国立情報学研究所、学会向け情報支援システムを開発
来場者が参加する投稿サイトや人感センサーによる人気度表示で学会を演出


 大日本印刷株式会社(東京 社長:北島義俊(きたじま よしとし) 資本金:1,144億円 以下:DNP)、国立情報学研究所(東京 所長:坂内正夫(さかうち まさお) 以下:NII)は、参加者が学会会場で収集した情報を管理し、コミュニティ型Webサイトで他の参加者とのコミュニケーションに活用するシステムを開発しました。
 本システムは、6月18日から宮崎県で開催される第21回人工知能学会全国大会で利用されます。

【背景と概要】 
 学会参加者は、関心や興味のある発表を聴講したり、展示物を見学したりするだけでなく、他の参加者とのコミュニケーションを求めています。このニーズに応えて、DNP、NIIは、独立行政法人産業技術総合研究所(理事長:吉川弘之 以下:AIST)と共同で、各社が提供するシステムを、シームレスに利用できるように連携させ、学会向けの情報支援システムを開発しました。本システムを利用すれば、学会参加者は、会場で気になる情報を携帯電話でクリッピング(※)し、行動履歴を残すことによって、あとからそれらの情報を振り返ることができるだけでなく、コミュニティ型Webサイトで、他の参加者と意見交換を行い、自身の関心・興味に近い研究者を探すことが可能となります。
(※)クリッピング:新聞や雑誌の記事を切り抜いて整理すること。

【第21回人工知能学会全国大会での導入事例】 
 学会参加者は、事前に登録することで、参加者に紐付けされたICカードが発行されるとともに、携帯電話の情報クリッピングシステムや、個別のスケジュール、メモなどの情報を入力出来る個人ページが利用出来ます。
 学会会場では、情報クリッピング機能を使い、手軽に会場内の情報を収集できるほか、ICカードを、会場内の展示場所や発表会場への入り口に設置されたリーダーライターにかざすことによって、行動履歴を残すことができます。また、会場内のパソコンにICカードでログインすると、カード保有者のクリッピング情報や行動履歴、投稿サイト、人気の高い会場が閲覧できます。投稿サイト、人気の高い会場は、会場内の大型ディスプレイにも表示されます。
 学会後は、パソコンから、個人ページのクリッピング情報、行動履歴などを閲覧・編集し、それらの情報をコミュニティ型Webサイトで引き続き公開し、他の参加者と意見交換に活用できます。

【各システムの紹介】 
1.情報クリッピングシステム「Information Clip」(開発:DNP)
 会場で気になった展示物・発表の画像とコメントを、携帯電話の専用ソフトを起動して、サーバーの個人フォルダに書き込み、保存します。保存した情報は、携帯電話またはパソコンから閲覧・編集が可能なだけでなく、投稿サイトに公開できます。また、画像に文字が含まれる場合、文字を、テキストデータに自動的に変換することが可能です。
  
2.人感センサーを利用した人気スポット表示システム「ボルテージビュアー」(開発:DNP)
 会場の主要な場所に人感センサーを設置し、人感センサーの前を通過する人数をサーバーへ送信します。それぞれの場所の混雑状況が、会場内のディスプレイやWebサイトで、リアルタイムで確認できます。
  
3.行動履歴に基づく情報共有システム「ActionLog(アクションログ)」(開発:NII)
 会場内の各所でICカードをかざすことによって残す行動履歴や、Webサイトの個人ページに登録したスケジュールなどの情報から、自動で作成されたメモを、編集し公開することができます。発表案件ごとの参加者全員の公開メモを閲覧できるため、参加者間の意見交換に利用できます。

4.聴講時の質問メモシステム「memoQ(メモキュー)」(開発:NII)
 発表聴講時に、パソコンから、Webサイトの個人ページにメモを書くことができます。メモは基本的に非公開ですが、メモの中に”?”をつけると、そのメモは質問とみなされ、他の聴講者に公開されます。他の聴講者は、公開された質問に対し、聞きたい度合いを投票します。投票結果に従って整理された質問を、発表後の質疑応答に利用できます。
  
5.発表残り時間通知システム「ベル鈴」(開発:NII)
 発表者が、発表会場のリーダーライターにICカードを置くと、発表開始の合図となります。発表会場で、発表終了予定時刻の5分前に予鈴を鳴らすほか、会場の外で、発表の経過時間をディスプレイなどに表示することができます。
  
6.「Polyphonet(ポリフォネット)」(開発:AIST)
 インターネット上の研究者の情報を収集し、研究テーマや関連キーワードを抽出します。研究者のつながりを視覚的に表示したり、研究者間のつながりを検索したりできます。本システムの一部は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託「人の社会的関係を考慮した情報提供に関する研究」により研究開発したものです。
  
7.会場支援基盤「カジュアル支援」(開発:AIST)
 Polyphonetやサーバーの個人フォルダには、メールアドレスとパスワードでログインする方式が基本ですが、会場内で気軽にこれらの情報にアクセスできるよう、ICカードをかざすだけでログインするインターフェースやICカードを提供します。また、2枚のカードをリーダーライターにタッチすると、そのカード保有者をつなぐパスを、サーバーに記録します。本システムは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託「人の社会的関係を考慮した情報提供に関する研究」により研究開発したものです。

【今後の取り組み】 
 DNP、NIIは、今後も、AISTとともに、学会などのイベント空間を対象とする、コミュニティを形成・活性化するサービスの研究開発を進めていきます。 
 ※当システムの詳細を、 http://jsai2007.polypho.net/ で案内しています


(※ 参考画像は関連資料を参照してください。)

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