米ルーセント、Novera社とサービス・プロバイダへのFTTxアプリケーション提供で協業
ルーセント・テクノロジーとNovera Optics社、日本で次世代光技術を提供
日本ルーセントのサービス部門とNovera社、日本のサービス・プロバイダへのFTTx アプリケーションの提供で協業
【2006年9月5日 東京発】
ルーセント・テクノロジー(NYSE:LU)は本日、日本のサービス・プロバイダへの最先端DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing:高密度波長分割多重)伝送プラットフォームの提供に向けたNovera Optics社との提携契約を発表しました。
今回の協業ではNovera Optics社のLambda-PON(TM)技術を活用し、FTTx(Fiber-To-The-x)アプリケーションをエンドユーザに提供していきます。
また提携契約に従い、日本ルーセントのサービス部門は、Novera社の技術をベースとするDWDMメトロ伝送およびPONシステムを展開・販売し、ネットワーク・インテグレーションをサポートします。
Novera Optics社のプラットフォームはモジュラー形式であるため、既存のネットワーク・アーキテクチャに容易に統合できます。その結果、事業者がユーザにFTTxブロードバンド・アクセス技術を提供する際の、システムのCAPEX(設備投資)とOPEX(運用コスト)の大幅な削減が見込まれます。
Novera Optics社はSpeedlLIGHT(TM)とTurboLIGHT(TM)の2つの伝送プラットフォーム・シリーズを提供しています。両WDM-PONプラットフォームは、同社のLambda-PON(TM)技術を利用し、同一のファイバ・インフラであらゆるプロトコルおよびデータ速度に対応することで、差異化された様々な専用のポイントツーポイント接続サービスを可能にします。
また、WDM-PONは大幅に簡素化されたネットワークを実現します。WDM-PONはエンドユーザごとに専用の波長を割り当てるため、波長別の高価な可変波長レーザが不要になり、メトロおよびアクセス・エリア・ネットワークへの技術の導入を可能にします。一方、WDM-PONをアクセス・ネットワークのエクステンションとして使用し、他のPONやActive Ethernetソリューションをサポートすることもできます。
日本ルーセント・テクノロジーのサービス部門ディレクターであるLowell Bathは次のように語っています。「Novera Optics社との契約により、当社のお客様が引き続き次世代サービスへ移行するのを支援する独自の付加価値伝送プラットフォームを提供することができます。」
また、Novera Optics社のマーケティングおよびビジネス開発部門VPであるBernd Hesse氏は次のように述べています。「Novera Optics社とルーセントの提携は、DWDM PON伝送市場における当社の地位を強化するものです。ルーセントのようなパートナーとの日本市場への参入は、当社が提供する実証済みのDWDM-PON技術にとって非常に重要な意義ある出来事です。」
世界をリードするネットワーク・ソリューション・インテグレータであるルーセント・ワールドワイド・サービスは、業界で最も経験のあるネットワーク・サービス組織です。ルーセント・ワールドワイド・サービスは10,000名もの技術者、ネットワーク・エンジニア、コンサルタントを擁し、6大陸45ヶ国の大手サービス・プロバイダ、企業、政府機関、CATV会社にサービスを提供しています。また285社もの様々なベンダーの1,600あまりの製品のサポートを行っています。
プレスリリースの英文は、こちらをご覧ください。
http://www.lucent.com/jp/press/2006/06_09_05_e.html
●Novera Optics社について
Novera Optics社は、ラストマイル・ネットワークにおける帯域ボトルネックの解消に向けた低コスト、ハイパフォーマンスのオプティカル・アクセス・ソリューションの開発に注力しています。波長分割多重伝送技術の開発で先を行くNovera Optics社は、FTTxアプリケーション向けのパフォーマンスが強化された最先端ソリューションにおけるリーダーの位置につけています。Novera Optics社の次世代伝送プラットフォームは、次の4点、すなわち(1)カラーレスONU(Optical Networking Unit)のセットアップ、オペレーション、メンテナンス、トラブルシューティングの簡素化、(2)ポイントツーポイントの光接続と最高のQoSによるセキュリティ、(3)将来的なビットレート・アップグレードおよびMbpsからGbpsまで複数ビットレート対応によるスケーラビリティ、そして(4)単一のインフラでサービスの混在を可能にすることにより収益の機会増大をもたらすサービス非依存性、を特徴としています。1999年に設立されたNovera Optics社はカリフォルニア州サンタクララに本社を構え、韓国のテジョンに100%子会社を有しています。Novera Optics社についての詳細は、 http://www.Noveraoptics.com をご覧ください。
●ルーセント・テクノロジーについて
米国ニュージャージー州マレーヒルに本社を置くルーセント・テクノロジーは、世界の主要通信事業者のネットワークを構築しています。モバイル、オプティカル、データ、音声分野において、研究開発部門であるベル研究所の技術力をベースに、ソフトウェア及びサービスを網羅して、次世代ネットワーク構築に注力しています。通信事業者がより迅速にネットワークを立ち上げ、円滑に運営し、企業および消費者向け新規収益サービスを実現するべく、システム、サービスおよびソフトウェアの開発を行っています。
詳しくは、 http://www.lucent.com/ (米国サイト)または http://www.lucent.com/jp/ (日本サイト)をご覧ください。
●日本ルーセント・テクノロジー株式会社
日本ルーセント・テクノロジーは1985年より、総合通信ネットワーク機器メーカーとして通信事業者に移動体、固定通信ネットワークの構築及び通信ネットワーク・サポート・サービスを提供しています。
所在地:〒106-8508 東京都港区六本木1-4-30 第25森ビル / 代表取締役社長:藤田 聰 / 設立:1985年9月3日(1982年AT&Tインターナショナル・ジャパン設立) / 資本金:4億円 / 従業員数:約200名 / URL: http://www.lucent.com/jp/
