凸版印刷、カラー印刷による優れたデザインが表現できる通帳「トッパン カラー通帳」を開発
カラー印刷による優れたデザインが表現できる通帳『トッパン カラー通帳』を開発
~これからは通帳も個性の時代、カラーデザインで見て楽しい通帳づくりをサポート~
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、この度、通帳の表紙だけでなく、全ページにカラー印刷ができる『トッパン カラー通帳』を開発しました。
凸版印刷では、この『トッパン カラー通帳』をお客様が「見て楽しめる」コミュニケーションツールとして、企業のイメージアップや顧客とのコミュニケーション強化をねらう金融機関に向けて、9月より本格的に販売を開始します。
『トッパン カラー通帳』は、従来の通帳ではできなかった、表紙以外の見返しや本文部分のカラー印刷を実現しました。全ページにわたって、風景や花、ご当地名所の写真やキャラクターなど、ページごとに自在にデザイン表現することができる通帳です。
カラー通帳の作製には、ATM運用時のセンサーマーク認識エラー等を防ぐため、印刷濃度管理が必要になります。これまでこの印刷濃度範囲内でカラー印刷をすることは困難でしたが、凸版印刷が長年培ってきた印刷・製版・デザインなどのノウハウにより、基準値内でのカラー印刷の濃度管理を可能にしました。
凸版印刷では従来から「安心・安全」をテーマにしたセキュリティの充実に取り組んでいますが、さらに金融機関のマーケティング施策やコミュニケーション施策の支援から、その方針に沿った通帳のデザイン企画、印刷までのトータルソリューションを提案していきます。
また、カラー通帳だけでなく、エコロジー対応通帳(※1)やHi-co磁気テープ対応通帳(※2)などにも既に対応しており、継続して通帳関連の商品開発・技術開発を強化していきます。
<背景>
・近年、金融業界とくに地域の金融機関では、金融自由化などにより、地域内はもちろん、メガバンクや郵貯など全国規模の金融機関との顧客獲得競争が激しくなってきています。
・このような状況で、金融機関が新規顧客獲得や既存顧客の囲い込みを図るには、より一層の地域と密着した金融戦略や顧客とのコミュニケーション強化が必要になってきています。
・また、ネットバンキングなどの登場により、通帳の必要性が疑問視される場面もありますが、昨今では、増加している偽造カードによる不正行為を早い段階で発見するために、消費者が自ら通帳へ記帳する傾向が強まっており、通帳の必要性が見直されてきています。
<『トッパン カラー通帳』の特長>
・全ページにわたりカラー印刷を実現
・写真やキャラクターなどを印刷して、独自のデザイン表現が可能
・優れたデザイン性によって、企業のイメージアップ、他社との差別化、顧客とのコミュニケーション強化が期待できる
<売上目標>
初年度 2億円
※1:エコロジー通帳
表紙・見返し・本文に再生紙と大豆油インキを使用した、環境配慮型の通帳です。
※2:Hi-co磁気テープ対応通帳
保磁力の高いHi-co磁気テープを採用することにより、磁気テープに記録された情報が外部磁界(ハンドバックの磁石や携帯電話)によって消えてしまう可能性を低くします。
以 上