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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'12.07.Sun
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2007'03.12.Mon

生化学工業、イスラエル社と炎症性疾患治療剤に関するライセンス契約を締結

Can-Fite BioPharma Ltd.との炎症性疾患治療剤に関するライセンス契約の締結について


 生化学工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:水谷 建)は、イスラエルのバイオベンチャーであるキャンファイト バイオファーマ社(本社:ペタク・ティクヴァ、CEO:プニーナ フィッシュマン、以下「Can-Fite社」)と、Can-Fite社が権利を有し開発中の低分子化合物アデノシンA3レセプターアゴニストに関するライセンス契約を締結しましたので、お知らせします。

 この契約により生化学工業は、日本における炎症性疾患(眼科領域を除く)を適応とした本化合物の開発・製剤製造・販売権、サブライセンス権を取得し、関節リウマチ*を優先的な目標疾患として、2008年をめどに日本における臨床第I相試験の開始を目指します。また、Can-Fite社に対して、契約締結時に一時金およびCan-Fite社が実施する臨床試験への支援金として総額3.5百万ドルを支払うとともに、今後、開発の進捗に応じたマイルストーン等を支払う予定です。

 本化合物は、炎症局所で高レベルに発現するアデノシンA3受容体に選択的に働きかける物質です。炎症の発症に関与する細胞内情報伝達や炎症性サイトカインの産生を抑制する作用が考えられており、新規のメカニズムを有する安全性の高い抗炎症剤となることが期待されます。現在、Can-Fite社では、米国、欧州およびイスラエルにおいて臨床第II相後期試験を行っており、これまでに実施してきた試験から関節リウマチ患者での臨床効果が確認されています。また、Can-Fite社の検討において、その他の炎症性疾患・自己免疫疾患においても有効性を示唆する研究データが得られつつあり、関節リウマチ以外の疾患での展開の可能性も期待されています。

 生化学工業は、複合糖質および関節疾患に重点をおいた新薬開発や炎症、免疫、アレルギー領域を目標疾患とするインライセンス活動を強化し、開発テーマの拡充に努めています。今回、本化合物がパイプラインとして新たに加わることにより、関節疾患治療の領域における事業基盤の拡大と、患者の皆様のQOL(生活の質)の向上に貢献できることを期待しています。


以上

<ご参考>
*「関節リウマチ」
 代表的な自己免疫疾患です。免疫機構の異常により、慢性かつ多発性に関節部位に炎症がおこり、腫れや強い痛みを発症します。炎症が進行すると関節の軟骨部分や靱帯、さらには骨そのものが破壊され、関節の変形と機能障害が起こります。日本では60~70万人が罹患しており、発症時期は30~50歳代に多く、女性の患者の方が男性の約3倍といわれています。

【 Can-Fite社 概要 】
 社 名 : Can-Fite BioPharma Ltd.(キャン-ファイト バイオファーマ社)
 所在地 : Petach-Tikva, Israel(イスラエル ペタク・ティクヴァ)
 CEO : Pnina Fishman(プニーナ フィッシュマン)
 設 立 : 2000年
 株 式 : Tel Aviv Stock Exchange(テルアビブ証券取引所)に上場
 事業内容: アデノシン受容体を標的とする、がん、感染症、炎症、自己免疫疾患の治療薬の開発


以上

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