コニカミノルタオプト、ブルーレーザーを使用した大容量ストレージシステムのドライブ事業に参入
コニカミノルタグループの事業会社 コニカミノルタオプト(株)
ブルーレーザー使用の大容量ストレージシステム
UDO(Ultra Density Optical)のドライブ事業に本格参入
コニカミノルタオプト株式会社(社長:松丸 隆 本社:東京都八王子市 以下、コニカミノルタ)は、ブルーレーザーを使用した大容量ストレージシステムのUDO(Ultra Density Optical)のドライブ事業に本格参入することを決定いたしました。
UDOは、次世代DVD(HD DVD、BD)で使用されているブルーレーザーを用い、大容量化を実現した新しいフォーマット規格(※ECMA認定)です。UDOメーカーである英国Plasmon(プラズモン)社が、5.25型MOの後継規格と位置づけて開発し、※相変化光ディスクシステムを2004年から市場投入いたしました。最近、ストレージ市場では、大容量化が進んでいることもあり、そのニーズに対応したシステムとしてご好評いただいております。
また、ディスクは、5.25インチのカートリッジ型であり、現在、大容量30GB(両面)の記録ができますが、07年には60GBの記録が可能となり、将来、120GB、240GBへとさらなる大容量化の開発も進んでいます。
※ECMA・・ヨーロッパ電子計算機工業会
※相変化光ディスク・・・書換え可能な光ディスクのひとつであり、記録層にレーザー光をあてて熱し、再冷却を行うことによって記録するディスク
コニカミノルタは、2005年からUDOの基幹部品となる※OMA(Opto Mechanical Assembly)の生産委託をPlasmon社から請け、単独で供給してまいりましたが、このたび、ドライブ完成品の国内総販売代理店となることをPlasmon社と合意いたしました。
今後は、引き続き、Plasmon社に対しOMAの供給を行うと共に、ドライブ完成品を同社から仕入れ、本年10月より順次ストレージ市場を中心に販売してまいります。
※OMA・・・ドライブ(完成品)から基板などを除いた状態の半製品
コニカミノルタが販売する製品は、単体ドライブのほか、メディアが複数装備できるライブラリーシステム(最大容量19.1TB)です。長年MO等で培ったコニカミノルタの光学メカユニット技術(光ピックアップ~メディア駆動)を使ったOMAがすべての製品に搭載されております。
■ 販売製品
・ドライブ
1. サブシステム(PC外付け用単体ドライブ)SCSI、USB2.0
2. ベアドライブ(PC組込み用単体ドライブ)SCSI
・ライブラリーシステム ~ネットワークサーバ接続ストレージ~
1. 容量:720GB~19.1TB
2. メディアスロット数:24~638スロット
3. ドライブ搭載数:1~12台
*詳細は、別紙、製品仕様をご参照ください。
今後、大容量ストレージ市場は、2008年施行予定の日本版SOX法はもとより、昨年施行された個人情報保護法への対応のため、ますます拡大されると予測されています。
コニカミノルタは、拡大するストレージ市場の最適ソリューションとして期待が高い、UDOのドライブ事業に本格参入し、積極的な拡販を進めてまいります。