日本オラクル、物流管理アプリケーション提供などロジスティクス分野への取り組み強化
日本オラクル、ロジスティクス分野への取り組みを強化
―新しい物流管理アプリケーションを基軸に、企業の戦略的物流を実現-
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 新宅正明)は、新しい物流管理アプリケーション「Oracle Transportation Management」の日本での提供開始を機に、ロジスティクス分野への取り組みを強化することを発表します。
*ロジスティクス:調達・生産・販売・消費を考えながら、顧客のニーズに適合させて、原材料の仕入れから半製品や完成品の効率的な流れを、計画し、実施し、管理すること
「Oracle Transportation Management」は、2005年11月にオラクル・コーポレーションが買収を完了したG-log(ジーログ)社のグローバル物流を管理するアプリケーション「G-Log」を機能強化し、オラクルの業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite」の一製品として提供するものです。「Oracle Transportation Management」では、3次元の積荷空間を想定した画像シミュレーションによる積荷配置計画機能の搭載により計画精度が向上しており、また「Oracle E-Business Suite」の受注管理モジュール「Order Management」、発注管理モジュール「Purchase Order」、買掛未払金モジュール「Payables」などのアプリケーションとの連携が可能になっています。これにより、物流プロセスだけをシステム化する個別最適のアプリケーションとしてではなく、企業のサプライチェーン全体の最適化を促進し、効率的に企業全体を横断するグローバル規模のロジスティクス・システムの構築として「Oracle Transportation Management」を導入することができます。
日本オラクルでは、同製品を基軸にロジスティクス分野への取り組みをより一層強化します。住商情報システム株式会社、株式会社ソピア、東洋ビジネスエンジニアリング株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会社 日立コンサルティング、株式会社 日立製作所、ベリングポイント株式会社とともに同製品のビジネスを展開します。また、日本オラクルでは、ロジスティクスをはじめサプライチェーンのアプリケーションにおけるビジネス戦略担当責任者を配置し、同社が中心となって社内の営業や技術者とともに同製品を積極的に推進していきます。
「Oracle Transportation Management」は、海運や空輸など異なる輸送形態を一貫して管理することができ、かつ世界6ヶ国の言語、時間帯、通貨にも対応していることから、1拠点での集中管理が実現可能なため、主にグローバルな物流プロセスをもつ企業に最適なアプリケーションです。日本オラクルでは、特にグローバル規模で物流を行う必要があり、極めて複雑なサプライチェーンを要するハイテク企業・自動車メーカーなどの荷主企業、または物流業者をターゲットに同製品を販売し、同製品の買収以前からのグローバルにおける64社への導入実績を基盤に、日本での市場拡大を目指します。
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,530名(2006年5月末現在)。
●「Oracle Transportation Management」について
「Oracle Transportation Management」は、企業のグローバル化、多様化する顧客ニーズへの対応、コスト削減に対応するために、国際物流の情報を一元管理し、すべてのプロセスの「自動化」「可視化」を実現するパッケージシステムです。各国の言語、タイムゾーン、通貨に対応しており、世界中に広がる拠点やサプライヤを結びつけて多岐に渡る輸送モード(飛行機・船・列車・トラック)と運送業者を管理することができます。これにより業務効率の向上、移動中の在庫の可視化、輸送の最適化、コスト削減を実現することができます。
http://www.oracle.co.jp/applications/scm/transportation-management/index.html
*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。