三菱レイヨン、9月1日納入分から樹脂改質剤「メタブレン」の国内価格を値上げ
樹脂改質剤「メタブレン(R)」の国内価格改定について
三菱レイヨン株式会社(社長:鎌原 正直、本社:東京都港区)は、MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン)樹脂を中心とする樹脂改質剤「メタブレン」の国内価格を9月1日納入分より値上げすることとし、需要家との交渉を開始しました。値上げ幅は、次の通りです。
1.価格改定品目及び改定幅
「メタブレン Cタイプ」 30円/kg
「メタブレン P,W,Sタイプ他」 20円/kg
※「メタブレン」
Cタイプ:MBS樹脂
P,W,Sタイプ:アクリル系モノマーを主成分とする樹脂改質剤
2.実施時期
平成18年9月1日納入分より
[ 背 景 ]
MBS樹脂はアジア地域での需要拡大に牽引され、当社においてもフル稼働で生産を継続しておりますが、増産の余地もないことから品薄になっています。
当社は昨年来価格改定を実施してきましたが、燃料や物流費の値上がりに加えて、主原料であるMMA(メチルメタクリレート)モノマー、ブタジエン、SM(スチレンモノマー)の価格が高騰しており、事業採算を一段と圧迫している状況です。
この様な状況から、当社は採算是正の必要があると判断し、価格改定を実施することとしました。
尚、輸出価格については、既に7月積み分より値上げを実施しており、更に10%の値上げについて需要家との交渉に入っています。