日本HP、ファイルサーバー・ソリューション「HP IceWall Quick File Store 2.0」を発売
日本HP、自社開発のWebDAVファイルサーバ・ソリューション「HP IceWall Quick File Store 2.0」を発売
- インターネット越しのファイル共有も安全・快適に実現する、軽快動作のファイル共有ソフトウェア。監査ログ機能で日本版SOX法にも対応 -
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都品川区、社長:小田 晋吾)は本日、ファイルサーバ・ソリューション「HP IceWall Quick File Store 2.0(以下HP IceWall QFS 2.0)」を新たに発売します。
本製品は、HTML/XMLベースのファイル共有プロトコルWebDAVを用いたファイル共有環境を手軽に実現するソフトウェア製品です。
企業の内外におけるコラボレーション(共同作業)において、文書や画像などのデータの共有は不可欠になりつつあります。しかし、現在ファイルサーバの多くは、使用しているプロトコル(通信手段)の制約から異なる企業間でのデータ共有ができないため、多くのユーザはメールやFTPを使った非効率的なファイル共有を強いられています。さらに、今後施行が予定されている日本版SOX法においては、業務プロセスのより正確な監査が企業に求められるようになり、ファイルサーバに関しても、いつ、誰が、どのデータにアクセスしたかを正確に把握できる仕組みが求められます。
HP IceWall Quick File Store 2.0は、このような課題を解決し、しかもさらに快適なファイル共有環境を提供する、次世代のファイルサーバ・ソリューションです。
<製品特長>
ファイルサーバ・ソリューションHP IceWall QFS 2.0は、日本HPが独自に開発した、利便性と軽快な動作を特徴とするファイル共有ソフトウェアです。本製品は従来、「HP Quick File Store」という独立した製品として販売していましたが、今回さらなる機能追加を行うとともに、HP IceWallファミリに加わり、新たなソリューションとして生まれ変わりました。
本製品の特長は以下の通りです。
●利便性
・Windowsドメインの制約を受けないファイル共有
自社内だけでなく、インターネットを介した社外ユーザとのファイル共有も簡単に行うことができます。
・ショートカット機能
適切なアクセス権を持つHP IceWall QFSユーザ間であれば、ショートカットファイルをメール等で送付することで、大容量ファイルの受渡しも、メールボックスの容量制限を気にせず行うことができます。
●軽快な動作
・サーバ側でのファイル操作による軽快なアクセス
WebDAVの仕様により、ファイルの移動やコピーをサーバ側で処理するため、Windows標準のファイル共有と比べ、ネットワークやクライアントマシンに負荷をかけません。
・ワークスペース機能
ファイルの編集時は、編集用データを一時的にローカル側(クライアント上)の「ワークスペース」にコピーして編集する機能を備えています。この機能により、Microsoft Officeなどの中間ファイルを生成するアプリケーションは、より高速に動作します。
●セキュリティ機能
・HP IceWall SSOとの連携
HP IceWallファミリの製品となったことにより、Webシングルサインオン製品として定評のあるHP IceWall SSOと連携することで、より利便性が高く、しかも安全なアクセス管理を実現できます。
・アクセスログの収集が可能
HP IceWall QFSはWebサーバベースのソリューションであるため、アクセスログが収集できます。このログは、ファイルサーバの監査証跡として利用できます。
●その他の特長
・簡易文書管理機能
各ファイルへの編集者名、ステータスフラグ、コメントの付加機能を備えています。
・操作性の高いクライアントソフトウェア
HP IceWall QFSのクライアントソフトウェアはWindows Explorerに近い操作性となっており、日頃Windowsを使っている方であれば簡単に利用できるようになっています。
・WebDAVプロキシ版を同時発売
WebDAVプロキシ版では、クライアントソフトウェアがなくても、標準WebブラウザからWebDAVサーバへの簡易アクセスが可能です。
・対応OS
サーバのOSとして、Windowsに加え、Linuxに対応。HP-UXにも近日中に対応予定です。
<HP IceWall QFS 2.0の採用メリット>
HP IceWall QFS 2.0の前身であるHP Quick File Storeは既に国内で多くの導入実績を持ち、全社的なファイルサーバの集約等に使用されています。その多くの環境で、ユーザのアクセス快適性(速度及び操作性)の向上とネットワーク負荷軽減による情報共有の促進、SSLによるセキュリティ強化などの効果をもたらしています。新製品においては、これらのメリットに加え、HP IceWall SSOとの組み合わせによる他のWebアプリケーションとのシングルサインオン、さらに高度な認証機能の実現などの効果が期待できます。
<HP IceWall QFSの動作環境>
●サーバ動作環境
・対応ハードウェア
HP ProLiantまたはそれ相当の互換機(HP推奨のもの)
・必要な基本ソフトウェア
Windows Server 2003 SP1およびIIS 6.0(OS標準搭載)
または、RedHat Enterprise Linux 4.0 Update2以降およびApache 2(OSバンドル版)
・その他前提条件
OSには最新のサービスパックおよびセキュリティパッチを適用済みであること。また、Windows Server 2003の場合、適切なCAL(クライアントアクセスライセンス)が用意されていること
●クライアント動作環境
Windows 2000またはXPが稼動し、Internet Explorer 6 SP1以上のWebブラウザが利用できる、ネットワークを介してサーバに接続可能なPC
サーバは近日中にHP-UXにも対応を予定しています。また、WebDAVプロキシ版のWDEPサーバ動作環境、最新の動作環境詳細は、以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/qfs_req
<HP IceWall QFS参考価格>
(※ 関連資料を参照してください。)
<HP IceWall QFS 2.0の評価版を無償で提供>
日本HPは、新バージョン HP IceWall QFS 2.0をより多くの方に体験いただくため、本日より 本製品の評価版を無償で提供します。詳細は、以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/qfs_dl/
■HP IceWall Quick File Storeに関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/qfs_pr/
*文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター TEL:03-6416-6660
ホームページ: http://www.hp.com/jp/