gooリサーチ、「ワンセグ利用意向」に関する調査結果を発表
gooリサーチ結果 (No.131)
「ワンセグ利用意向」に関する調査結果
~利用意向は約6割、各社の販促活動によっては今年後半以降の購入動向が注目される~
国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同で提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)と株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 將介)は、「gooリサーチ」登録モニターを対象に「ワンセグ利用意向」に関する調査を実施しました。
ワンセグ対応携帯を実際に使用している人は3.4%ですが、今後使いたいと考える人は全体の約6割にのぼっています。しかしながら、現実に購入したいと考えている時期については、年内での購入意向を示した人は全体の2割強で、携帯電話事業者やメーカーによる販促活動によっては、今年後半から来年にかけての購入動向が注目されます。
【 総 括 】
有効回答者2,176名のうち、ワンセグを既に利用しているもしくは今後利用したいと思っている人が合わせて60.6%に上り、関心の高まりが示されました。その理由として、電車等での移動中にもテレビを見たいと考えている人が最も多いことに加えて、ワンセグの映像、音声の品質が良いことも挙げられています。また、災害時の情報収集手段として期待が高いことも分かりました。
ワンセグを利用することによる携帯電話利用への影響としては、7割強の人が、利用時間が増えると考えています。そのうち、携帯電話での電話やメールの利用時間はほぼ変わらないと考える一方で、Webサイトへのアクセスが増えるだろうと考えている人が4割近くに達しており、ワンセグの普及が、携帯電話向けコンテンツ市場の成長に寄与することが期待できる結果となりました。
一方、ワンセグ対応携帯電話の購入意向については、年内いっぱいは見送りたいとする回答者が8割近くに上りますが、携帯電話事業者やメーカーによる販促活動によっては、今年後半から来年にかけての購入動向が注目されます。
【 調査結果のポイント 】
(1)ワンセグ対応の携帯電話の保有者は3.4%、今後購入したいと考えている人は57.2%。
ワンセグ対応携帯電話の保有(購入)意向は、現在既に保有している人と合わせて全体の6割超と高い保有意向がみられた。利用目的としては、電車等での移動中や外出先においてテレビを見たいという回答が78.9%で最も多かった。ワンセグの映像や音声の良さを理由として挙げる人も29.6%に上り、品質の高さがニーズを顕在化させている側面がうかがえる。また、非常時・災害時の情報収集手段として考えている人も40%近くに上り、災害時の対応への危機感が表れる結果ともなった。
(2)ワンセグの使用により、携帯からのWebサイトへのアクセスは増加、ゲームやポータブルオーディオ機器の利用、読書などの利用時間は減少する。
ワンセグ対応の携帯電話を利用することにより、携帯電話の総利用時間が増加すると回答している人は73.9%に上った。また、ワンセグ対応の携帯電話を利用することでWebサイト利用が増加するとの回答が37.3%に上っており、相乗効果が見込まれる結果となっている。逆に、利用時間が減少するとの回答が比較的多かったのは、携帯電話でのゲーム(19.6%)、iPodなどポータブルオーディオ機器(17.4%)、新聞・雑誌・本などの読書(21.0%)、自宅でのテレビ視聴(19.7%)などとなった。
(3)ワンセグで視聴したいのは、ニュース、ドラマ・映画、スポーツが上位。
ワンセグで見たいと思う番組としてはニュースがトップとなった(77.1%)。これに、ドラマ、映画(46.3%)、スポーツ(44.9%)が続いている。男女別では、ともにニュースがトップであることは変わらないが、男性ではスポーツ(54.9%)、女性ではドラマ(57.2%)がそれぞれ次に多かった。世代別では、20代以上はいずれもニュースが最も多いが、10代はドラマ(61.5%)という回答が最も多くなった。
(4)ワンセグの購入時期は来年以降と考えている人が約8割。
ワンセグ対応携帯電話の保有意向は約6割と高いが、実際購入する時期については、2006年中に購入すると考えている人は21.6%で、現時点では様子を見ようといった消費者の心理が表れた結果といえる。一方で、今後ボーナス商戦など携帯電話事業者やメーカーによる販促活動も予想され、その影響が注目される。また、必要な機能としては、長時間視聴が可能(69.8%)、テレビ視聴中に携帯電話、メールが使用できる(66.3%)との回答が多いことから、快適なテレビ視聴と携帯電話の機能を共に重視していることが明らかになった。
《 補 足 》
(*1)【 gooリサーチ 】 http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントと、日本のリーディングシンクタンクである三菱総研の調査企画力、コンサルティング力が融合した、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター(5.6万人)、キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(3.5万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.0万人)を含め、88万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数はいずれもH18年8月現在)
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。