IRIユビテックなど4社、WiMAXの普及促進へ「WiMAX Japan Project」を開始
ルーラル地域での無線ブロードバンド早期普及と利活用の促進を目指す
「WiMAX Japan Project」を開始
株式会社IRIユビテック(本社:東京都新宿区西新宿、代表取締役社長:荻野司)、インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役共同社長:吉田和正/ロビー・スウィヌン)、ジャパンケーブルキャスト株式会社(本社:東京都中央区八重洲代表取締役社長:相坂吉郎)、株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区大手町代表取締役社長:田中將介)の4社は、この度、WiMAXの日本国内での普及を促進する民間のプロジェクト「WiMAX Japan Project(仮称)」を同4社が中心となって開始し、その促進を行うと発表しました。
WiMAX Japan Projectでは、世界的に普及が進む無線ブロードバンド技術であるWiMAXの国内での普及促進のため、1)ルーラル(過疎)地域を含む全国無線ブロードバンドサービスの早期開始を実現するための事業体制、2)無線ブロードバンド技術を利活用したサービスやビジネスの利用者視点での検討などを行い、その結果を基に政府機関や国内外の標準化機関への提言を行っていく予定です。
2006年10月からの活動の本格化に向け8月中に準備に着手し、予備的な調査研究を開始するとともに、共同で検討を行う他の企業・団体にも賛同を募っていきます。
【 WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)について 】
WiMAXは1つの基地局で半径数kmの面積をカバーしてブロードバンド通信を提供できる無線技術IEEE802.16規格の愛称です。業界団体であるWiMAX Forum* *1では、同規格に対応した各メーカーの通信機器の相互運用性をテストして、認証を与えているため異なるメーカーの機器の相互運用性が確保されています。
WiMAXには、静止状態で使う固定WiMAX(IEEE802.16-2004)と、移動する端末への通信が可能なモバイルWiMAX(IEEE802.16e-2005)があり、各国の国情に合わせた普及が始まっています。
また、WiMAXは日本国内においても安価で高速なモバイルサービスを実現する技術として高い期待を集めており、総務省の情報通信審議会でも「広帯域移動無線アクセスシステム」の実現技術の一つとしてWiMAXが検討されています。早ければ2007年にもモバイルWiMAXに2.5GHz帯が割り当てられ、無線ブロードバンドサービスが提供される可能性があります。*2
〔別紙〕参考:プロジェクトの背景と目的
添付資料をご参照ください。