マランツ、スーパーオーディオCD/CDプレーヤー「SA-7S1」を発売
SA-7S1
スーパーオーディオCD/CDプレーヤー
カラー:ゴールド 専用リモコン付属
希望小売価格:735,000円(税抜価格700,000円)
発売時期:2006年10月下旬
マランツから栄光の“7”を冠したスーパーオーディオCD/CDプレーヤーが登場します。SA-7S1、これはCD専用プレーヤー最後のリファレンスであったCD-7、スーパーオーディオCDプレーヤーの初号機であるSA-1の系譜を引き継ぐモデルです。マランツが理想とするサウンドを具現化した、スーパーオーディオCD/CDプレーヤー。ピュアオーディオの新たな時代を切り拓くモデルの誕生です。
マランツオリジナルメカモジュールSACDM-1搭載
フラッグシップモデルに相応しいサウンドを実現するため、マランツオリジナル
のメカモジュールSACDM-1を新開発しました。メカニズムを最大10mmの肉厚アルミ押し出し材を使用したベースブロック、サイド、トップ部が一体化したケースと共に強固にシャーシにマウント。微振動を徹底排除することで精緻な信号読み取りを実現しています。またディスクの読み取りを制御するサーボや読み取った信号をデコードする基板部は、オーディオ専用設計としています。
デジタルアイソレータを採用したデジタル・アナログ完全分離設計
アナログ回路とデジタル回路を電気的に絶縁し、相互影響を排除する方法としてはフォトカプラが広く用いられてきましたが、SA-7S1では新世代の絶縁素子として採用の広がっているデジタルアイソレータを採用しました。これによりD/A コンバーター以降のアナログ部をグランド電位から徹底的に分離し、ノイズ混入の無いクリーンなアナログオーディオ回路が実現しました。
NPC製高性能DACをL/Rチャンネル独立して搭載
NPC社のDSD、PCM両信号に対応した高性能D/AコンバーターSM5866ASを採用しました。CD用のデジタルフィルタが外付けであることに加え、性能を追求したためモノラル構成となっていることから、左右チャンネルに独立して2個搭載しています。
・スーパーオーディオCD再生時
スーパーオーディオCD再生時(DSD信号入力時)には、このDACとDACに内蔵されたDSDフィルターの制御を行うことにより、3種のフィルターをお選び頂くことが可能です。
・CD再生時
●マランツオリジナルPEC回路
SA-7S1にはSA-11S1の開発時に生まれ好評を頂いたPEC(Phase Error Compensation)回路をさらに改良したPEC777f2を搭載しました。PEC777fで実現した3種のデジタルフィルターの切り替え、DCフィルターとノイズシェーパーのオン・オフなどの機能はそのままに、ダイレクト8倍オーバーサンプリングの実現などアルゴリズムの改良を施し、SN比、ダイナミックレンジなどの諸特性をアップさせています。
フルバランス・ダブルディファレンシャルオーディオ回路
DAC以降のアナログステージには、マランツ独自のHDAM回路を満載し、OP アンプは一切使用していません。I/V変換、ローパスフィルタは2回路入りのDual HDAM、最終段の出力バッファーアンプ部は最新のHDAM-SA2を搭載した合計12のHDAM回路でそれぞれ構成し、厳選した高精度金属皮膜抵抗やチップマイカコンデンサ等の採用とあいまって優れたアナログオーディオ回路を実現しています。ダブルディファレンシャルのDAC出力を受けるアナログ全ステージは、フルバランス回路で構成されており、アンバランス出力、バランス出力は同等のグレードとなっています。
新開発大容量トロイダル電源トランス
SA-7S1では、トランスを複数台にわけることによる回路ループの増大、小容量化、動作・品質のばらつき等を避けるため、あえて大容量トロイダルトランス1個による構成とし、リファレンスモデルに搭載するのに相応しいものを新開発。もちろん内部捲線はデジタル回路、オーディオ回路、表示管等のそれぞれ独立した回路に分け、相互影響を排除しています。また、内部コア外周の垂直方向の磁束漏れを抑えるアルミ製ショートリングと、外部銅メッキケースとの二重シールド構造と併せて、機器内部への不要な磁気放射を抑えています。
アナログ音声位相反転機能
マランツ製品としては初めてアナログ音声出力の位相反転機能を搭載しました。反転処理はデジタル信号の段階で行っており、音質を劣化させることはありません。他社製の1番グランド、2番ホット(+)、3番コールド(-)のヨーロッパ方式を採用しているアンプとも通常のバランスケーブルで接続することが可能
です。
外部クロック入力機能
SA-7S1では、DACやデジタルフィルタの近傍に高精度なマスタークロックを配置することで、高音質を実現しています。しかしながら、近年、デジタルオーディオ機器で各ICを動作させるのに必要なクロック信号の精度が、音質に影響を与えることが広く知られるようになり、高精度なクロックのみを発振するクロックジェネレーターと呼ばれる機器が市販されるようになってきました。SA-7S1は、マランツで初めてこのクロックジェネレーターに対応する外部クロック入力端子を装備。入力に対応するクロック周波数はCDのサンプリング周波数である44.1kHzに加え、88.2kHz、176.4kHzにも対応します。
高剛性シャーシ、インシュレーター
筺体はSC-7S2と同等のものを採用しており、フロントパネル、トップカバーはアルミ無垢材、シャーシは3.2mm 厚2層(黒鋼板+銅メッキ鋼板)のダブルレイヤードシャーシ、リアパネルは銅メッキ鋼板を使用しています。また、音質に大きな影響を与えるインシュレーターは純銅から削り出した無垢材を使用し、振
動、音質に配慮しました。
フロントパネルデザイン
フラッグシップモデルに相応しく、アンプではおなじみの「ブルースター※」をスーパーオーディオCDプレーヤーでは初めてデザインしました。
放射状に彫りこまれた「ブルースター」はトレーの中心に配置され、トレーが閉じているときにはブルーのLEDが美しく点灯します。LCD表示ウインドーは、肉厚アクリル材を採用。高級感あふれる仕上げとしました。
※アンプのセンターメーターと並ぶマランツ・デザインのンボル。
※画像やその他の特長など詳細はオリジナルリリース参照
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