ＮＲＩセキュア、「セキュリティ事故対策支援サービス」を提供開始
「セキュリティ事故対策支援サービス」を提供開始
～情報セキュリティ事故からの迅速な復旧を支援～
ＮＲＩセキュアテクノロジーズ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：増谷 洋、以下「ＮＲＩセキュア」）は、「セキュリティ事故対策支援サービス」の提供を、本日、開始します。本サービスでは、企業で発生した情報セキュリティ事故に迅速かつ適切に対処するための、原因の特定、影響範囲の調査、被害の拡散や再発防止、証拠保全といった事後対応を支援します。
近年、企業を取り巻く情報セキュリティのリスクは多様化しており、絶えず新種のウイルスや侵入手法が編み出され、内部犯行もより巧妙になっています。このような現状では、さまざまな予防策を実施しても、「１００％の安全」は確保できず、各種のセキュリティ事故が後を絶ちません。実際に事故が発生した場合、信頼の失墜といった二次被害を含むダメージを最小限に食い止めるためには、迅速、かつ的確な対応が必要です。しかし、これらの事故に対応する人員には、高度な専門知識や経験が求められることに加え、事故は予期せぬかたちで突然発生するため、速やかに適切な人員を確保して対応を開始するのは困難です。結果、対応は遅れがちで、円滑な業務復旧は難しいのが実情です。
ＮＲＩセキュアでは、このような背景を踏まえ、「セキュリティ事故対策支援サービス」の提供を開始します。本サービスは、Ｗｅｂサイトへの不正アクセス、ウイルスやワームによる情報漏えいなど外部に起因する事故から、内部関係者による故意の不正に至るまで、セキュリティ事故への事後対応を広く支援します。支援内容は、状況確認・初動対応から原因の特定、被害の拡大防止、業務の復旧にいたるまでをカバーし、適切な対応を可能にします。
本サービスは、ＮＲＩセキュアと株式会社ＵＢＩＣ（本社：東京都港区、社長：守本正宏、以下「ＵＢＩＣ」）との協業により、提供します。ＮＲＩセキュアは、不正アクセス、ウイルスやワーム対策など情報セキュリティに関する高い専門性を持ち、ＵＢＩＣは、コンピュータフォレンジック技術※、内部不正の調査経験が豊富です。
「セキュリティ事故対策支援サービス」は、対応１ケースあたり、１００万円より提供します。
ＮＲＩセキュアでは、従来のサービスを向上させつつ、今後も情報セキュリティ分野でのニーズに対応した多様なサービスを提供して、ＩＴの安全な利用を促進・支援していきます。
※ コンピュータフォレンジック技術：コンピュータ内に残る情報漏えいなどの不正の痕跡を明らかにし、法的な問題の解決に必要な証拠保全を含めた関連情報の収集を行うデジタルデータ調査技術。
【ご参考】
１．「セキュリティ事故対策支援サービス」で取り扱うセキュリティ事故の例
・Ｗｅｂサイトへの不正アクセス被害
セキュリティホールを悪用したＷｅｂサイトへの不正侵入、ＳＱＬインジェクション攻撃によるＷｅｂサイトからの情報漏えい被害など
・ウイルス・ワームによる被害
Ｐ２Ｐソフトウェアを通じた情報漏えい被害、 企業内ネットワークへの拡散による業務停止など
・内部関係者による不正
内部関係者による機密情報の持ち出し、知的財産の不正使用、横領などの背任行為など
２．サービスに含まれる内容
・お客様のオフィスに伺い、被害状況についてヒアリングを実施
・早急に完了すべき初動対応についての助言
・証拠保全 （証拠データの改変・散逸や紛失を防ぐため、ディスクの１００％物理コピーを実施）
・原因の特定と被害状況の調査 （ディスク内のデータやログ、ネットワーク状態の確認など）
・監督官庁への報告や警察への届け出、法的対応についての助言
・マスコミ対応など、広報に関連する対外発表内容についての助言
・必要な復旧措置についての助言
・報告書作成
・お客様のオフィスにて調査結果を報告
３．オプションサービス
・再発防止対策の支援
（セキュリティポリシーやガイドラインの策定支援、セキュリティ診断、監査の実施など）
４．価格
１００万円より（対応の期間・内容、調査対象ディスク数などにより変動）