マーキュリー、IT運用ソリューション「Mercury Business Availability Center 6.1」を発表
ビジネス視点でITシステムを監視・管理する運用ソリューションの新製品
「Mercury Business Availability Center 6.1」を発表
- 構成管理DBによりアプリケーションとインフラの依存関係や変更履歴を視覚的に把握
- アプリケーション・パフォーマンス・ライフサイクル管理を実現する共有レポジトリを搭載
マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 石井 幹、以下 マーキュリー)は、ITシステムとアプリケーションのパフォーマンス、サービスレベル、および可用性を、ビジネス視点で統合的に監視・管理する運用ソリューションの新製品「Mercury Business Availability Center 6.1」(略称 BAC 6.1)を発表し、8月31日より販売開始いたします。
BAC 6.1の主要モジュールは以下の通りです。
(1)エンドユーザが体験するパフォーマンスを管理する「End User Management」
(2)システムの可用性を管理する「System Availability Management」
(3)設定した目標値(KPI)に基づきパフォーマンスと可用性を管理する「Service Level Management」
(4)アプリケーションをコンポーネントレベルで詳細にブレイクダウンして問題の原因を追求する「Diagnostics」
また、これらのモジュールで利用する共通機能として、「ダッシュボード機能」、「レポート機能」、「警告・通知機能」などを搭載しています。
今回発表するBAC6.1では、構成管理データベース「CMDB(Configuration Management Database)」にネットワークやサーバ、アプリケーションなどの構成アイテム(CI:Configuration Item)を登録することで、これらを一元管理します。
また、構成アイテムごとにKPI(主要管理指標)を設定できるようになり、より細かな評価および管理が可能となりました。
さらに、構成アイテム間の相関や、アプリケーションとインフラとの複雑な関係を「トポロジーマップ」で視覚的に表示することもでき、問題発生の予知、問題解決までのプロセス改善や時間短縮に貢献します。
また、BAC6.1では、仮想ユーザジェネレータで作成したスクリプトを「共通スクリプトレポジトリ」に格納することができます。
これにより、本稼動前の負荷テストツール「LoadRunner 」で作成したスクリプトを、本稼動後の運用ソリューションであるBAC6.1でも利用でき、開発部門と運用部門がスクリプトを共有しながらテストやパフォーマンス監視を行うことで、アプリケーションのパフォーマンスをライフサイクルで管理可能となります。
また、スクリプトを修正・変更した際には、バージョン番号が自動的に付加されるため、効率的なバージョン管理ができます。
BAC6.1は、サーバやネットワークがダウンしていないかどうかの「システム視点」での監視・管理だけでなく、利用するエンドユーザが満足できる安定したサービスを継続的に提供できているかという「ビジネス視点」でのパフォーマンス監視やアプリケーション管理を実現します。
また、BAC6.1は、Webアプリケーションはもちろん、J2EE、.Netなどで構築された最新のアプリケーション、およびERP/CRMに代表される業務アプリケーションにおいても、ITのビジネスに与える影響を測定・管理可能なことから、コンプライアンス(法令遵守)への取り組みの一環として必要となる運用管理体制の強化を支援します。
■ Mercury Business Availability Center 6.1の主な新機能と機能強化
BAC6.1の主な新機能と機能強化ポイントは以下のとおりです。
(1) 構成管理データベース「CMDB(Configuration Management Database)」機能
ソフト/ハードウェアのIT資産(ネットワーク、サーバ、アプリケーションなど)の情報や変更履歴を管理。
(2) トポロジーマップ表示機能
物理的なインフラ、アプリケーション、プロセスなどの関係をトポロジービューで表示。
(3) 共通スクリプトレポジトリサービス機能
仮想ユーザジェネレータで作成したスクリプト資産を共通リポジトリに格納。
バージョン管理機能により、開発部門と運用部門が最新バージョンのスクリプトを共有。
(4)「Service Level Management」(サービスレベル管理)の機能拡張
SLAウィザードにより、SLA設定が容易。
SLAに含まれる構成アイテムに重み付けを行い、KPIを自動的に再計算。
■ 出荷時期 / 価格
出荷開始:2006年8月31日
販売価格(税別)
End User Management 600,000円(1トランザクション)
System Availability Management 160,000円(10 SiteScopeポイント)
Service Level Management 192,000円(1トランザクション)
48,000円(10 SiteScopeポイント)
Diagnostic 1,280,000円(1CPU)
※動作環境ほか詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。
http://www.mercury.com/jp/products/business-availability-center/requirements.html
■マーキュリーについて
http://www.mercury.com/
http://www.mercury.co.jp/
ビジネス・テクノロジの最適化(Business Technology Optimization:BTO)のグローバルリーダーであるマーキュリー・インタラクティブは、ITガバナンス、アプリケーション・デリバリ、アプリケーション・マネージメントの3つのBTO領域を統合したBTO製品群を提供しています。この製品群により、ビジネスプロセスを最適化し、企業のビジネス目標に合わせてビジネスプロセスとテクノロジを最適化し、ITの真価を発揮させることを可能にします。世界のユーザが、マーキュリーのソリューションをさまざまなアプリケーションおよびテクノロジ・インフラを通して使用し、ビジネスプロセスの各レベルで、またアプリケーション・サイクルのすべての段階でパフォーマンスを継続的に測定し、最大化し、管理しています。これにより、アプリケーションの品質を改善し、コストを低減し、ビジネス目標とITの融合を図っています。マーキュリーは、1989年に設立され、本社を米国カリフォルニア州マウンテンビューに置き、26カ国を超える世界のユーザへ製品およびサービスを提供しています。
■お問い合わせ先
マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社
TEL: 03‐4580‐9300(代表) Email: info.jp@mercury.com
Mercury、Mercury Sitescope、Mercury Business Availability Center、Mercury のロゴは、米国におけるMercury Interactive Corporationの商標または登録商標です。(c)2006 Mercury Interactive Corporation. All rights reserved. その他すべての企業名、ブランド名、製品名は各所有者の商標または登録商標です。