YEデータ、UWB(超広帯域無線通信技術)を用いたワイヤレスハブを発売
日本初のUWB「ワイヤレスハブ」を出荷開始
株式会社 ワイ・イー・データ(本社:埼玉県入間市 取締役社長 濱田兼幸)は、Wisair社との共同開発によりUWB(超広帯域無線通信技術)を用いたワイヤレスハブを製品化し、2006年10月から販売を開始いたします。
1.製品化の背景
・2006年8月、電波法施行規程が改正され国内でもUWB(周波数帯3.4~4.8GHz)の使用が許可されました。UWBはギガヘルツ帯の広い周波数帯域を使用し、他システムとの干渉を押さえる低送信電力(-41.3dBm以下)、近距離高速(最大480Mbps*)通信を実現する方式です。
(*データ転送速度は距離により3mで480Mbps、10mで110Mbps程度)
・本製品は,当社の長年培ったUSB技術に加え、研究レベルにあったアンテナ技術を実用化し、Wisair社のUWB技術を用いて、日本初のUWB製品「ワイヤレスハブ」の製品化に踏み切りました。
2.製品の特長
・本製品は附属のUSBドングルをPCのUSBポートに差し込み、ワイヤレスハブ(4ポート)に既存のUSB周辺機器(ハードディスク、DVD、マウス、キーボード、プリンタ、ディジタルカメラ等)を接続して、PCとハブ間をワイヤレスでデータ転送を行い使用します。
・主な製品の特長はつぎのとおりです。
(1)ディスクトップ形PC環境では、PCへのUSBケーブル配線が不要となり机上の省スペース化、クリーンアップを実現します。
(2)ノート形PC環境では、各USB周辺機器に無線ポートリプリケータ機能を実現します。
(3)将来的には並行して開発を進めているCertified Wireless USB規格に準じた製品にも対応します。
(4)PCとのインタフェースを充実させるべくUSBに加え、PCI Express(2.5Gbps)インタフェースのワイヤレスアダプタの製品化(ExpressCard34、PCI Express Mini Card等)も予定しています。
3.販売計画
(1)サンプル出荷開始:2006年9月21日
(2)量産開始:2006年10月21日
(3)販売価格:オープン価格
(4)販売計画:2006年度1.5億円、2007年度15億円
以下参考資料をご覧下さい。(参考資料添付)は以下の通りです。
1.製品写真
以 上