カゴメ、中国・杭州市に野菜・野菜果実飲料の生産工場を建設し販売開始
カゴメ、中国にて野菜飲料を現地生産、本格的に販売を開始
~中国での「可果美」ブランドの確立を目指す~
カゴメ株式会社(本社:名古屋市中区錦3丁目14番15号 代表取締役社長 喜岡浩二)は、中国・浙江省杭州市下沙経済開発区に野菜・野菜果実飲料の生産工場を建設、8月上旬までに上海市エリアの大手組織小売業を中心とした初期導入目標企業への商品導入を完了いたしました。同時に広告展開を行ない、中国でのカゴメ(可果美)ブランドの確立を目指して本格的な販売活動を開始しております。尚、中国での野菜・野菜果実飲料の自社生産・販売は初めてとなります。
生産及び販売は、可果美(杭州)食品有限公司が行います。同社はカゴメ株式会社と中国国内最大級の食品事業を展開する康師傅グループ、伊藤忠商事との合弁にて05年8月24日に設立しています。
上海などの沿海部においては、食生活の急速な欧米化による野菜・穀物摂取量の減少、がん・脳疾患などの生活習慣病、肥満の増加などから健康維持・増進に対する関心が高まってきております。飲料市場に注目いたしましても有糖高カロリー飲料の敬遠、無糖飲料に対する嗜好性の高まりなど、健康市場が形成されつつあると言えます。カゴメが提供する「野菜飲料」「野菜果実飲料」は日本と同様、中国市場において「日々の食生活を通じて自分の健康は自分で守る」という意識や行動をサポートする飲料として受け入れられる可能性が高いと判断しております。中国市場のこの変化を事業機会と捉え、上海エリアのチルド野菜・野菜果実市場より参入し、商品コンセプトである「可果美=純正品質」の認知・理解獲得を図ります。
カゴメは日本で培った野菜・野菜果実・乳酸菌飲料に関する経営資源やノウハウを投入し、新たな価値(商品)を提供することで新しい需要を創造し、中国の人々の健康維持・増進に貢献するヘルスライフパートナー飲料として、中国での『可果美』ブランドの確立を目指します。
※可果美(杭州)食品有限公司の概要など詳細は添付資料参照