三菱電機、「呼び径７５ミリ」対応の「２４時間換気機能付小口径パイプ用ファン」を１２月発売
世界最小の換気扇用モーター搭載により、業界で初めて呼び径７５ミリに対応
三菱「２４時間換気機能付小口径パイプ用ファン（呼び径７５ミリ）」発売
三菱電機株式会社（執行役社長：下村 節宏）は、住宅の２４時間換気システムの排気側に用いるパイプ用ファンとして、従来（※１）と同等の風量を維持しながらも、取り付け面積と質量を約２分の１に小形化し、業界で初めて（※２）パイプ挿入部の呼び径７５ミリ（※３）に対応した「２４時間換気機能付小口径パイプ用ファン」を１２月１日から発売します。
※１：パイプ挿入部呼び径１００ミリタイプの２４時間換気機能付パイプ用ファン（Ｖ－０８ＫＬＤ）との比較
※２：２００６年８月現在、当社調べ。本体のモーター部分をパイプ内に挿入する構造のパイプ用ファンにおいて
※３：塩ビ製ＶＵ管（薄肉管）の呼び径７５ミリタイプ（内径８３ミリ×外径８９ミリ）
＜発売の概要＞
＊ 関連資料 参照
＜発売の狙い＞
２００３年７月に施行された改正建築基準法（シックハウス対策）により、新築住宅には２４時間の常時換気が義務化されました。ほぼすべての居室に換気扇や給気部材等が取り付けられることから、昨今では換気機器自体のさらなるコンパクト化はもちろんのこと、外壁に開ける取り付け穴による住宅の遮音性能や断熱性能、外観意匠性などへの影響を極力抑えた製品が求められるようになってきました。
当社は今回、世界最小（※４）のコンデンサモーター「ＭＩＮＩＭＯ」（※５）の搭載により、従来と同等の排気風量を維持しながらも、取り付け面積と質量を約２分の１に小形化した小口径のパイプ用ファンを開発し、業界初の「呼び径７５ミリ」対応を実現しました。呼び径１００ミリの標準的なパイプ用ファンと比較して、各居室壁面の取り付け穴の開口面積を約半分に抑えることができ、住宅の外壁自体が有する断熱性能や遮音性能、構造強度への影響を低減します。
※４：２００６年８月現在、当社調べ。全自動化無人化生産対応コンデンサ搭載型換気扇用交流モーターにおいて
※５：２００６年３月２８日発表「三菱小形換気扇用コンデンサモーター『０７ＳＳモーター（ＭＩＮＩＭＯ）』を開発」
＜新製品の特長＞
１．従来機種比約２分の１の取り付け面積と質量を実現
世界最小のコンデンサモーター「ＭＩＮＩＭＯ」の搭載により、パイプ用ファンの取り付け面積と質量がほぼ半分となりました。室内側の本体グリルの大きさは従来の１８０ミリ角から１３５ミリ角と約５６％の面積に小形化し、居室内の意匠性が向上します。また、質量も０．９ｋｇから０．４３ｋｇと約４８％に軽量化しました。
２．業界初の「呼び径７５ミリ」により、断熱や遮音など住宅性能への影響を低減
呼び径１００ミリの一般的なパイプ用ファンの場合、居室壁面に開ける取り付け穴（丸穴）の径は１２０ミリですが、呼び径７５ミリを実現した新製品の開口径は９０ミリと、開口面積で従来の約半分に抑えられます。開口面積が小さくなることで、高気密・高断熱化の進んだ昨今の住宅用外壁が有する断熱性能や遮音性能、構造強度への影響を低減します。
３．住宅１棟を丸ごと「呼び径７５ミリ」の換気システムで構築可能
開口面積の小形化により、屋外フードもワンサイズ小さい７５ミリ径タイプを使用し、戸建住宅の２４時間換気システムをすべて呼び径７５ミリで統一できます。呼び径７５ミリの屋外フードは容積で約３０％小さく（※６）、住宅の外壁に複数個取り付けた際の外観意匠性も改善します。
今回、給気側に用いる「７５ミリ径自然給気部材」と、従来の７５ミリ径屋外フード（深形フード）よりも外形寸法の小さい「小形タイプ」も同時発売します。
※６：１００ミリ径のステンレス製深形フード（Ｐ－１３ＶＳ３）との比較
＜製作担当工場／お客様からのお問い合わせ先／カタログ請求先＞
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