国際石油開発帝石HD、西豪州WA-285-P鉱区権益の一部を譲渡
西豪州WA-285-P鉱区権益の権益譲渡に関するお知らせについて
国際石油開発帝石ホールディングス株式会社は、子会社インペックス西豪州ブラウズ石油株式会社を通じて探鉱事業を推進しております西豪州WA-285-P鉱区の参加権益の一部(24%)を、オーストラリア政府当局の承認を条件に、仏国TOTAL社の100%子会社であるTOTAL E&P Australia社に譲渡することといたしましたので、お知らせいたします。
WA-285-P鉱区は西豪州北西大陸棚沖合ブラウズ堆積盆(Browse Basin)に設定され、鉱区面積は、3,041km2、鉱区の水深は、90~340mであります。同鉱区の100%権益を保有するインペックス西豪州ブラウズ石油株式会社は2000~2001年に第一次掘削キャンペーンを実施し同鉱区内にイクシスガス・コンデンセート田を発見しております。
インペックス西豪州ブラウズ石油株式会社は、引き続き西豪州WA-285-P鉱区のオペレーターとしてイクシスガス・コンデンセート田から生産される天然ガスを、LNG(液化天然ガス)として生産・販売する計画であり、初期生産段階でのLNGの生産・販売量は、年間約600万トンを予定しておりますほか、将来のLNGのマーケット状況、イクシスガス・コンデンセート田の天然ガスの埋蔵量等に照らして追加のLNG生産・販売につきまして決定する予定です。また、LNG生産に加え、ピーク時にはおよそ日産10万バレルのコンデンセート及びLPGの産出を見込んでおります。
TOTAL社の西豪州WA-285-P鉱区への参加は、インドネシア共和国東カリマンタンマハカム沖ガス生産事業を初めとするこれまでの2社間の協力関係を一層発展させるものであり、また、世界の多数のLNG事業への参加を通じLNG事業の開発に技術・経験を有する同社の参加は、イクシスガス・コンデンセート田の開発・操業およびLNGの安定的な生産・供給に資するものと考えております。
イクシスガス・コンデンセート田の開発は、長期にわたり豪州経済発展に貢献するプロジェクトとして、本年8月に豪州連邦産業観光資源省から主要促進プロジェクト(Major Project Facilitation)と認定されております。当社は、今後ともオーストラリア連邦政府及び西オーストラリア州政府が定めた法令を遵守し、関係者の理解と合意を得たうえで、イクシスガス・コンデンセート田の開発作業を、環境保全と安全確保に配慮しながら遂行し、わが国基幹エネルギーの安定供給の確保に今後一層貢献してゆく所存であります。
なお、本譲渡にともなう平成19年3月期の業績への影響については、今後、修正の必要が生じれば速やかに開示いたします。
以 上
*添付資料あり。