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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.11.Tue
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2007'02.20.Tue

飛島建設など、塗布するだけではっ水機能・耐久性向上に有効な表面含浸材を実用化

飛島建設・恒和化学工業
コンクリート構造物の表面に塗布するだけで、はっ水機能・耐久性向上を
同時に発揮する新しい発想の表面含浸材「コンフィックスSM-9」を実用化


 飛島建設(株)(社長・池原年昭)および恒和化学工業(株)(社長・小島松秀)は、共同開発によってコンクリート面に塗布するだけで、はっ水機能(水をはじく性能)を付与するとともに、劣化因子の抑制効果を兼ね備えたコンクリート構造物の耐久性向上に有効な高性能表面含浸材「コンフィックス SM-9」(以下、SM-9)を実用化しました。
 「SM-9」は、コンクリート構造物の新設時や年数の経過したリフォーム・リニューアル時にも有効な表面含浸材で、コンクリート面やモルタル面に塗布可能な構造物であれば、土木・建築構造物でも、また室内室外を問わず適用可能です。


【 開発の背景 】
 各種構造物の耐久性向上・延命措置を行い構造物の長寿命化を図るニーズが高まっており、コンクリート構造物も例外ではなく、新設時に耐久性を向上させる措置や、リニューアル・リフォーム時などの耐久性向上対策が注目されています。
 また、土木学会よりコンクリート系土木構造物の耐久性向上・延命措置に有効な表面被覆・表面改質(又は表面含浸工法)の現況や適用要領が「コンクリートの表面被覆および表面改質に関する技術の現状」(2004年)、および「コンクリートライブラリー119 表面保護工法 設計施工指針(案)」(2005年)によってとりまとめられ、表面被覆や表面含浸による耐久性向上・延命措置が公に認知され、本格的に活用・普及のための条件が整ったといえます。


【 特徴と従来品との相違 】
 「SM-9」は、特殊シラン系化合物とシリコーン樹脂をハイブリッド化した表面含浸材で、コンクリート面やモルタル面に塗布、含浸させることにより、優れたはっ水作用を発揮するとともに、劣化因子の抑制層を形成し中性化進行に代表される劣化に対する耐久性向上を実現しました。また、壁面でのカビ・藻類の発生による汚れ抑制も期待できます。
 「SM-9」をあえて区分すると、従来の「はっ水材」・「浸透性吸水防止材」として扱われる材料に分類されます。これらは、コンクリートやモルタルなどの表面に、塗布・浸透させてはっ水性を付与して、水の侵入を防ぎ水に関わる劣化や汚れを抑制しますが、「SM-9」は、はっ水性に基づく性能に加え、コンクリートやモルタルの中性化進や塩化物イオン等の劣化因子の侵入を抑制する効果も兼ね備えています。従来の方法ではっ水処理と劣化抑制を行うには、はっ水材を塗布して乾燥させた後に、その上に抑制層となる皮膜を再塗布するために複数の材料が必要ですが、「SM-9」は両方の処理をこの1種類の材料で施工処理することが可能で、従来品と比べて同等以下のコストでさらに高性能化を実現しました。
 新築でも、使用中の構造物のどちらでも、比較的簡易な塗布処理によりコンクリート構造物の耐久性を向上させ、構造物の長寿命化や維持・保全を実現することにより維持管理に関わるトータルコストの低減を可能としました。
 なお、「コンフィックス SM-9」は、特許申請出願済みです。


【 標準的な塗布手順 】
 ※ローラー刷毛または吹付けなどで簡単に施工ができ、特殊な装置を必要としません。
 ※下面への塗布は勿論、鉛直面や上面に塗布しても液ダレしません。
1.新設時でない場合、塗布する施工面を高圧洗浄やブラシ洗浄などによってレイタンス、藻、油脂の付着物や脆弱化した表層を除去し、健全で清浄な面を出します。欠損部やひび割れ箇所は、あらかじめ補修が必要です。
2.「SM-9」を下地が乾燥した状態で塗布します。
3.ローラー刷毛又は吹付けガンなどを用いて均一に塗布します。
4.2回塗布を標準仕様とします。1回目塗布の濡れ色がなくなってから2回目を塗布します。季節や作業環境によりますが、1~3時間が塗布間隔時間の目安です。
5.塗布後は散水や降雨から施工面を保護する必要があります。塗布後、約16時間経過して性能が発揮されます。

【 飛島建設株式会社 】
 飛島建設は平成16年度から平成18年度の3ヵ年を対象とした「中期経営計画(Next Stage 2006)」を遂行しており、「高度な生産システム」「"防災のトビシマ"ブランド構築」「新たな事業分野へのチャレンジ」等を掲げ推進しています。新たな事業分野へのチャレンジでは、異業種との提携を積極的に行い、綜合力による環境関連事業や社会資産等へのソリューションの提供に取り組んでいます。
 本 社:〒102-8332東京都千代田区三番町 2
 創 業:明治16年
 資本金:約304億円 (平成18年 3月期)
 事主な事業内容:土木、建築工事および請負業務 ほか

【 恒和化学工業株式会社 】
 より美しく、より快適な都市づくりのため、恒和化学は皆様の声を敏感にキャッチし、各種建築用仕上塗材を通じてその期待に応える実績を築いてまいりました。人と自然、建築物と街並みとの関わり、環境との調和をめざして、またすばらしい都市景観、心地よい生活空間実現のためこれからも建築・土木構造物・新素材分野への研究開発に努め、生産体制の強化、販売・サービス網の充実に努力してまいります。
 本 社:〒143-6550東京都大田区平和島6-1-1 東京流通センタービル9F
 設 立:昭和23年8月
 資本金:1億5千万円
 事主な事業内容:各種建築・土木構造物用仕上塗料・塗材防錆防食塗材・防水材・止水材、建築・土木補修材・左官材料の製造販売、新素材の開発販売


*関連資料あり。

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