アイフル、コンプライアンス徹底への取り組みについて発表
コンプライアンス徹底への取り組みについて
先般、弊社の法令違反に対し近畿財務局より処分を受けたことにつきましては、お客様はもとより、株主をはじめとする関係者の皆様に多大なるご迷惑やご心配をおかけすることとなりましたことを、あらためて深くお詫び申し上げます。
現在、弊社では、一切の再発を防止するべく、当局に提出した業務改善計画に基づき、法令違反に直接的に関与する規定等を見直すなど、社内態勢の整備を鋭意進めております。また現在は、信頼回復に向け、更なるコンプライアンス態勢の強化をすべく、社外有識者の視点による提言を踏まえながら、法令違反に至った根本原因の徹底究明に尽力しております。
上記進捗状況についてお知らせいたします。
1.行政処分関連事案への対応状況
今回の行政処分と同様事案の再発を徹底的に防止するため、本件事案に直接的に関与する業務や規定・ルール等を全社網羅的に整備致しました。
(1)組織関連
●全社的にチェック態勢を強化
全店・全コールセンターのコンプライアンスチェック態勢及び検査態勢を強化致しました。
1)業務管理部の新設
・法令改正や社内規定改定時における対応状況・コンプライアンス施策の浸透状況についての全社的な把握・管理
・請求業務を行っている部門(カウンセリングセンター・管理部)のコンプライアンス関連のチェック及び教育
2)検査部人員を大幅に増員
(2)規定関連
●成果主義・目標制度の撤廃
営業店・コールセンター等においてより適正な業務遂行が為される様、06年4月から評価基準を個人・店舗の業績と連動しない形式とすることで、従来までの成果主義に基づくものから、コンプライアンスを重視した評価制度に変更しております。
●貸付業務に関する規定・ルールを厳格化
過剰案内の撲滅や、より一層の与信の適正化、各種トラブルの防止を図るため、お客様へのご案内ルールや各種規定について今までより一層の厳格化を行いました。
●債権の請求業務に関する規定を厳格化
債権の請求業務に関する規定につきましては、過去より見直しを行っておりますが、お客様の勤務先への架電の全面禁止をはじめ、更なる厳格化・見直しを行っております。
(3)社員教育
●全社員勉強会の実施
法令違反に至った根本原因の把握及び再発防止、及び法令遵守の意識強化を目的として、行政処分5事案に関する勉強会や、貸金業規制法、コンプライアンスに関する勉強会を実施しております。
●コンプライアンスに関する検定の導入
1)社外検定:「コンプライアンス・オフィサー検定」、「個人情報保護オフィサー検定」
管理職への昇進条件として、全役職者に対し上記両検定の合格を義務付けております。
2)社内検定1:「法規管理者検定」
全店舗・部署にコンプライアンス管理者を配置することを目的とし、全役職者を対象に取得を義務付けております。
3)社内検定2:「業務資格検定」
お客様と接する全ての業務について、所定の知識・技能を有することを確認した上で就業させることを目的にしており、一般社員を対象としております。
(4)検査・モニタリング
●検査機能の強化
定期検査の実施サイクルを従来の12ヶ月から6ヶ月に短縮し、全社のチェック機能を強化しております。
(参考)※4月~8月までの検査数
・検査部による検査臨店数:431店舗
・検査部によるコールセンター内部署検査数:18部署(全部署について完了)
・営業本部による臨店数:115店舗
●債権請求部門におけるモニタリングの強化
債権請求部門のモニタリング専門部署として、業務管理2課を新設致しました。債権請求部門における全通話を録音しチェックすることで、モニタリング機能を強化しております。
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)