忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'03.10.Mon
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'02.28.Wed

タカラバイオ、アメリカでの慢性リンパ性白血病の遺伝子治療に「レトロネクチン」を供給

世界でがん治療の最先端を行く
メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターが行う
慢性リンパ性白血病の遺伝子治療にレトロネクチン(R)を供給


 タカラバイオ株式会社(社長:加藤郁之進)は、メモリアル・スローン・ケタリングがんセンター(Memorial Sloan-Kettering Cancer Center; MSKCC、ニューヨーク市)のレイナー・ブレントジェンス(Renier Brentjens)博士らが実施する慢性リンパ性白血病の遺伝子治療の第I相臨床試験に当社が開発したレトロネクチン(R)をライセンス供給します。

 慢性リンパ性白血病は主に成人の中年以降で発症し、末梢血、骨髄、リンパ節の中に成熟したリンパ球が異常に増加した状態となる白血病です。年間発症率は10万人に1~3人、米国では毎年約7,000人が発症していると言われています。現行治療法は主に抗がん剤を用いた化学療法ですが、慢性リンパ性白血病の原因はまだ明確にはされておらず、完全に治すことは難しいのが実情で、新たな治療法の開発が求められています。

 ブレントジェンス博士らのグループが行う本臨床試験では、まず、患者から取り出したT細胞に、がん化したリンパ球(B細胞)に発現しているCD19という抗原を認識するキメラ抗原受容体(Chimeric Antigen Receptor; CAR)遺伝子をレトロウイルスベクターにより、当社の開発したレトロネクチン(R)を用いて高効率に導入します。この遺伝子を導入したリンパ球を培養して大量に増やした後に、がん患者の体内に戻すと、これらの遺伝子導入した細胞が、がん化したB細胞の表面に発現しているCD19を認識して、がん化B細胞を攻撃しト消滅させます。本臨床試験は、現行の抗がん剤療法が有効でなかった慢性リンパ性白血病の患者約30名を対象とし、2~3年をかけて行われる予定です。

 当社のレトロネクチン(R)を用いて行われる遺伝子治療の臨床試験は、世界で日、米、英、仏、伊、独、蘭の7カ国にわたり、40施設目となります。今回の臨床試験の実施により、当社のレトロネクチン法が遺伝子治療のスタンダードとして世界的によりいっそう認知され、さらに広がっていくものと期待しています。


当資料取り扱い上の注意点
 資料中の当社の現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものであります。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決等がありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[9891] [9890] [9889] [9888] [9887] [9886] [9885] [9884] [9883] [9882] [9881
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]