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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.10.Mon
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2007'03.01.Thu

アジレント、高品質な「Agilent MXG 信号発生器」を発売

製品名: Agilent MXGシリーズ 信号発生器

アジレント・テクノロジーが、無線通信機器や電子部品などの製造テストに最適な革新的な信号発生器を発表
低価格ながら、業界最高のACPR性能、高速スイッチングスピード、高品質・高稼働率を実現


 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、業界最高の隣接チャネル漏洩電力(ACPR)性能とスイッチングスピードと、高品質を実現した信号発生器「Agilent MXG 信号発生器」を発表、本日より販売・出荷を開始します。この新しいアナログおよびベクトル信号発生器は、通信システム用の部品やレシーバの製造テストに最適な製品です。

 「Agilent MXG 信号発生器」の特長は、4キャリアの3GPP W-CDMA信号の測定時で-65dBc (-70 dBc measured)、シングルキャリア信号の場合で-71 dBC (-76 dBC measured)という業界最高の隣接チャネル漏洩電力比(ACLR)性能です。この性能により、テストマージンをより大きくとれるため、より正確な測定と歩留まり向上につながります。また、この性能により、マルチキャリア・パワーアンプ(MCPA)といったダイナミックレンジの広い部品の特性評価にも最適です。

 「Agilent MXG信号発生器」は、現在市場で提供されている製品の中で、最高速度のスイッチングスピードを実現しており、これにより劇的にスループットを高めることができます。この信号発生器は、SCPIプログラミングにより、周波数および振幅を1.2ミリ秒以下で任意に切り替えることができます。これは、現在市場にある最も高速な製品と比べて、2倍以上高速です。リストモードの場合、周波数、振幅、波形の同時切り替えは900マイクロ秒以下で行なうことができます。

 アジレントのエレクトロニック・メジャメント・グループ社長であるパット・バーンは次のように語っています。
 「優れたパフォーマンス水準と高速スイッチングにより、当社は、MXGが、携帯電話やワイヤレス・コミュニケーション・システム用の部品に関わるエンジニアのニーズを完全に満たせるものと期待しています。これらのダイナミックで動きの早い市場においては、MXGによって初めて可能となった機能やパフォーマンスが、お客様が競合の先を行くのに必要となる機能を提供します。MXGは、ワイヤレス・コミュニケーションにおいて新しい可能性を実現する革新的なソリューションを開発するという継続的なコミットメントの証です。」

新製品紹介
 「Agilent MXGアナログ信号発生器」は、ローカルオシレータやクロック代替、ブロッキング試験用妨害信号、アナログ通信向けの変調信号(AM、FM、ΦMなど)といったアプリケーション向けに正確で再現性の高い基準信号を提供します。
 一方、「Agilent MXGベクトル信号発生器」は、携帯電話やワイヤレス・コミュニケーション・システム用の部品の製造に必要なベクトル変調信号を提供します。
 「Agilent MXGアナログ信号発生器」は既存の最廉価モデル「Agilent 8648シリーズ」と比べて同等の構成で10%~25%低価格、「Agilent MXGベクトル信号発生器」はWCDMA向け構成の場合、既存の「Agilent E4430Bシリーズ」と比べて同等の構成で約25%低価格となっています。
 アジレントの新製品「Agilent MXG信号発生器」は、無線通信機器用部品の量産用途のほか、高性能基地局用MCPA(マルチキャリア・パワーアンプ)の設計や少量生産にも最適です。コスト効率の良い価格設定と、スケーラブルなパフォーマンスを提供するオプション構造により、「Agilent MXG信号発生器」は、特にコスト意識の強い、ワイヤレス・コミュニケーション業界向けのWiMAXおよび無線LANレシーバの設計や製造にも最適です。

市場状況
 モバイルデータ通信に対する需要の急増により、無線通信機器市場は、商用無線市場を中心に、堅調に伸び続けています。特に、まもなく、WiMAX市場が立ち上がり、量産需要が見込まれていることや、さらにIEEE 802.11nに代表されるMIMO技術を採用した高速無線LAN市場にも注目が集まっています。これらの機器の量産においては、スループット改善、歩留まり向上、稼働率向上が至上課題となっています。携帯電話市場は、日本国内では事業者間の競争の激化により無線インフラへのまとまった投資が見込まれるほか、欧州では3Gや3.5Gへの移行が進んでおり、これに伴い製造におけるスループット改善のニーズが高まっています。さらに、通信機器市場では周波数の利用密度が上がっていることから、特に研究開発では漏洩電力の詳細な調査が必要となります。
 また、電子部品製造などの市場においては競争の激化により、信号発生器に対してもさらなる低価格化が求められるようになってきています。
 アジレントでは、量産および研究開発における、これらの課題に対応するため、低価格ながら、業界最高のACPR性能、高速スイッチングスピード、高い堅牢性を実現した信号発生器を開発しました。

主な特長
*業界最高のダイナミックレンジを実現:
 後段のALCやアンプシステムを最適化し、同時に機器自体のノイズを低減することで、ベクトル信号発生器として業界最高のACPRを実現しています。シングルキャリアで-76dBc、4キャリアで-70dBc(WCDMA TM1 64DPCH、Measured)のACPRを達成しました。これは、4キャリアの場合、既存モデル「Agilent E4400Bシリーズ」と比べて10dBの改善となっています。
 この優れたダイナミックレンジを実現したことで、広帯域無線通信向けの高性能パワーアンプを十分なマージンを持って測定することができ、量産における歩留まり向上、開発における高精度測定につながります。

*業界最速のスイッチングスピードを実現:
 発信機を最適化することで、SCPIモード時で750マイクロ秒、リストモードで500マイクロ秒(振幅切り替え時)のスイッチングスピードを実現しています。これは「Agilent E4400Bシリーズ」と比べて40倍のスピードで、RF信号発生器として業界最速となります。また、RF信号発生器としてリストモードによる波形切り替え機能を初めて搭載しました。高速化を実現したことで、量産時のスループットを高めることができるので、コスト削減につながります。

*信頼性の高いアーキテクチャと画期的な修理工程による稼働率の改善:
 電子式アッテネータの採用、ハードディスクなど回転素子の排除など、堅牢性の高い要素部品を採用したほか、RF部、ベースバンド部をそれぞれ1枚のボードに集約するなど既存製品のアーキテクチャを見直し、簡素化することで非常に高い品質を実現しました。さらに、万一の故障の場合でも、お客様自身でボード交換による修理ができるので、ダウンタイムをほとんどの場合、30分以下に抑えることができます。

*実績ある信号生成ノウハウを踏襲
 「Agilent MXG ベクトル信号発生器」は、定評のある「Signal Studio」ソフトウェアとともに用い、規格に適合した波形生成を簡単に行なうことができます。「Signal Studio」の3GPP W-CDMAソフトウェアは、HSUPAおよびHSDPAの最新のリビジョンに対応しています。モバイルWiMAXソフトウェアは、IEEE 802.16e-2005規格の最新のリビジョンに適合しています。この他、cdma2000/1xEV-DO、GSM/EDGE、TD-SCDMA、802.11無線LANに対応しています。
 また、既存の「Agilent ESGシリーズ」と同様のユーザインタフェースを採用しています。アジレントは、「Signal Studio」で、お客様に最新の通信規格に対応したアプリケーションを提供し続けてきた実績があります。

*容易なシステム構築:
 「Agilent MXG信号発生器」は、LXIクラスC規格に完全に適合しているほか、「Agilent Open」の一部となっています。「Agilent Open」は、オープンな業界標準をベースにした機器の提供により、テストシステムの構築や統合を容易にするというプログラムです。「Agilent MXG」は、100Base-TのLAN、GPIB、USB2.0(2ポート)のインタフェースを有しています。LXIは、自動計測システム向けの、次世代、LANベースのモジュール・アーキテクチャの標準です。

販売方針
*目標市場: 携帯電話や無線LANなどの無線通信機器の無線通信機器用部品のテストや受信機の量産試験など
*販売価格(発表日時点での参考価格です):
 Agilent N5181A MXGアナログ信号発生器    77万円から
 Agilent N5182A MXGベクトル信号発生器    230万円から
 W-CDMA標準構成                   280万円から
*販売・出荷開始日:本日


お客様からのお問い合わせ先:
 計測お客様窓口    電話:0120-421-345

アジレント・テクノロジーについて
 アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2005年度、51億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp



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