日本産業機械工業会、7月の産業機械受注状況を発表
平成18年7月 産業機械受注状況
1.概 要
本月の受注高は、3,484億4,800万円、前年同月比90.5%となった。
内需は、2,351億6,200万円、前年同月比93.8%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比84.7%、非製造業向けは同108.5%、官公需向けは同106.0%、代理店向けは同88.1%であった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(112.8%)、鉱山機械(160.1%)、タンク(195.1%)、圧縮機(130.4%)、送風機(111.3%)、運搬機械(100.9%)、変速機(100.8%)、その他(131.7%)の8機種であり、減少した機種は、化学機械(冷凍含)(75.6%)、プラスチック加工機械(67.0%)、ポンプ(77.0%)、金属加工機械(62.2%)の4機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、1,132億8,600万円、前年同月比84.2%となった。
プラントは、2件、263億8,100万円であった。(前年同月比は、前年同月に案件が無かったため比率を計上できず。)
増加した機種は、ボイラ・原動機(210.7%)、鉱山機械(486.4%)、タンク(157.0%)、送風機(393.4%)、運搬機械(100.7%)、金属加工機械(665.1%)、その他機械(364.6%)の7機種であり、減少した機種は、化学機械(冷凍含)(30.8%)、プラスチック加工機械(97.8%)、ポンプ(59.3%)、圧縮機(90.2%)、変速機(98.0%)の5機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2.機種別の動向
(1)ボイラ・原動機
鉄鋼、電気機械、造船、外需の増加により前年同月比134.0%となった。
(2)鉱山機械
窯業土石、鉱業、外需の増加により同176.8%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む)
石油・石炭、外需の減少により同54.6%となった。
(4)タンク
化学、石油・石炭、電力の増加により同190.3%となった。
(5)プラスチック加工機械
非鉄金属、一般機械、自動車、精密機械、外需、代理店の減少により同82.4%となった。
(6)ポンプ
卸・小売、官公需、外需の減少により同72.8%となった。
(7)圧縮機
石油・石炭、一般機械、その他非製造業の増加により同115.2%となった。
(8)送風機
紙・パルプ、鉄鋼、外需の増加により同123.8%となった。
(9)運搬機械
鉄鋼、卸・小売向けが減少したものの、電気機械、その他製造業、新聞・出版の増加により同100.8%となった。
(10)変速機
その他輸送機械向けが減少したものの、一般機械、情報通信機械、その他製造業の増加により同100.2%となった。
(11)金属加工機械
外需の増加により同157.9%となった。