グラクソ、「眼瞼[がんけん]けいれん」などの情報サイトを開設
グラクソ・スミスクライン
患者さんおよび医療従事者のための眼瞼[がんけん]けいれん、片側顔面[へんそくがんめん]けいれん、痙性斜頸[けいせいしゃけい]の新たな情報サイト オープン
グラクソ・スミスクライン株式会社(社長:マーク・デュノワイエ、本社:東京都渋谷区、以下GSK)は、この度、「眼瞼[がんけん]けいれん」、「片側顔面[へんそくがんめん]けいれん」、「痙性斜頸[けいせいしゃけい]」に関する患者さんおよび、診断・治療に携わる医療従事者の方々に役立つ情報サイトを新たに開設しました。
GSKは、ひとりでも多くの患者さんが早期に適切な診断・治療を受けられるよう、本疾患およびボツリヌス療法についての最新情報をお届けしていきます。
・患者さんのための情報サイト
「眼瞼[がんけん]けいれん・片側顔面[へんそくがんめん]けいれん」の情報サイト(http://btx-a.jp/kao/)
「痙性斜頸[けいせいしゃけい]」(http://btx-a.jp/kubi/)
・医療従事者のための情報サイト「BOTOX.jp」(http://botox.jp/)
「眼瞼[がんけん]けいれん」、「片側顔面[へんそくがんめん]けいれん」は、自分の意思とは関係なく両目のまわりの筋肉や顔の片側の筋肉だけが勝手にピクピクする病気です。また、「痙性斜頸[けいせいしゃけい]」は自分の意思とは無関係に首が曲がったり傾いたりして元に戻らなくなります。いずれの疾患も進行すると日常生活に大きな影響を与えるため、早期に適切な治療を受けることが重要です。
これらの疾患の有効な治療法のひとつとして、ボツリヌス療法があります。ボツリヌス療法は、緊張している筋肉に緊張をやわらげる薬「ボトックス注100」(ボツリヌストキシン)を注射することで、けいれんや収縮の原因になっている神経の動きを抑え、緊張している筋肉を緩めるもので、所定の講習を受けた認定医師によってのみ行われます。適切な治療を行うことでその予後を著しく改善、維持させることができます。
■医療従事者のための情報サイト「BOTOX.jp」について
医療従事者の方ならどなたでも閲覧できる一般サイトに加え、ボトックス注100講習実技セミナーを受講していただいた認定医専用のサイトを設置しています。
一般のサイトでは、眼瞼[がんけん]けいれん・片側顔面[へんそくがんめん]けいれん・痙性斜頸[けいせいしゃけい]の診断・治療および患者さんへの説明ポイントなどに関して、ボツリヌス療法の経験豊富な医師が詳しく解説しています。また、ボトックス注100講習実技セミナーの最新スケジュールも掲載しています。専用のサイトでは、ボトックス注100投与に際し必要な患者さんの同意取得のサポート、本剤の取扱いについてのQ&Aを掲載しております。今後は、治療に関する医師インタビュー記事や、ボトックス注100の治療方法を動画でご紹介する予定となっています。
■患者さん向け情報サイトについて
症状に悩む患者さんやその家族、治療を受けてない、もしくは定期的に受療していない患者さんに対する情報サイトです。 各疾患の症状、診断、治療についてわかりやすく解説。また、症状のセルフチェック、体験談投稿ページなど、眼瞼[がんけん]けいれん、片側顔面[へんそくがんめん]けいれん、痙性斜頸[けいせいしゃけい]の患者さんに役立つ情報を満載しています。
A型ボツリヌス毒素製剤「ボトックス注100」は、ボツリヌス菌から抽出された精製タンパク質で、筋肉の収縮を引き起こす神経伝達物質を阻害することにより筋肉の動きを低下させます。患部に直接数回注射して使用します。現在、日本では眼瞼[がんけん]けいれん、片側顔面[へんそくがんめん]けいれんおよび痙性斜頸[けいせいしゃけい]の適応で承認されています。世界75カ国以上で20の適応症を取得しており、深刻かつ生活に支障をきたすこれら疾患の患者さん治療に使用されています。
なお本剤は、国内外において「シワ取り」などの美容医療領域においても広く利用されていますが、前述のとおり日本において厚労省より承認を取得している適応症は、「眼瞼[がんけん]けいれん」「片側顔面[へんそくがんめん]けいれん」「痙性斜頸[けいせいしゃけい]」です。
生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。
<参考>
「眼瞼[がんけん]けいれん」とは
自分の意思に関係なく、両目のまわりの筋肉が勝手にけいれんし、目があけにくくなる病気です。
初期症状としては、まぶたの不快感、まぶしく感じる、まばたきが多くなる、などがあります。
症状が進行すると、まぶたが頻繁にけいれんし、目をうまく開けていられないため、人や物にぶつかるなど、生活に支障が出るようになります。さらに進行すると自分の意思ではまぶたを開けることができなくなり、失明と同じ状態になってしまいます。
「片側顔面[へんそくがんめん]けいれん」とは
自分の意思に関係なく、顔の片側の筋肉だけが勝手にピクピクする病気です。
初期症状としては、主に片方の目の周囲、口がピクピクします。
進行すると症状が頻繁に起こり、目の周囲や口、ほお、あごの筋肉がひきつります。
「痙性斜頸[けいせいしゃけい]」とは
痙性斜頸[けいせいしゃけい]は、頭や首の筋肉が、異常に緊張することによって、頭の位置が正常ではなくなってしまう病気です。多くの場合は、他の症状が認められない痙性斜頸(原発性)ですが、脳性麻痺や向精神薬などの薬物使用によっておこる痙性斜頸(薬物性)もあります。
