デル、VMware製品のOEM販売開始で仮想化ソリューションを本格提供
デル、VMware製品のOEM販売を開始
ハードウェア製品、サービス/サポートを組み合わせた
仮想化ソリューションの本格提供を開始
VMware認定のハードウェアとエキスパートエンジニアによる導入サービス、
充実した教育メニューなど、幅広いお客様に安心で柔軟な仮想化環境を提供
デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット)は、仮想化ソリューションで業界をリードするVMwareの仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3(スタンダード版/エンタープライズ版)」および仮想化管理ツール「VMware VirtualCenter 2.0」のOEM販売開始と、仮想化ソリューションの本格的な提供開始を発表しました。
デルは、製品、サービス/サポートのスキルとノウハウを仮想化ソリューションに対応させ、安心で柔軟な仮想化環境をデルのオンラインストアを通じて販売し、お客様にワンストップで提供します。
今回発表する仮想化ソリューション展開策は以下の通りです。
・エンタープライズ向けVMware製品を認定ハードウェアのPowerEdgeサーバ群と合わせて、OEM販売開始(OEMライセンス価格(税込)は598,500円(VMware Infrastructure 3スタンダード版)で本日より提供開始)
・最新のVMware Infrastructure 3、VMware VirtualCenter 2.0に対応した仮想化環境構築サービスを提供(本日より提供開始)
・VMware認定技術者(VCP)の増員によるサポート体制の強化、およびデル・プロフェッショナル・ラーニング・サービス(DPLS)によるトレーニングを提供
<仮想化により「スケーラブル・エンタープライズ」をさらに推進>
現在、多くのお客様において、運用コストの削減が課題となっています。
特に使用率の低い物理サーバ台数の増加による調達・設置コスト、運用・メンテナンスコストの増大、設置スペース、電気代などの負担がトータル運用コスト増大の要因となっています。VMware製品は、IAサーバ上で仮想化を実現する業界標準のソフトウェアであり、複数台の物理サーバを仮想マシンとして統合するインフラストラクチャを提供します。仮想化は、リース期間やOS保守サポート期間の終了などによる旧サーバの入れ替えが必要な場合や、増設が必要な場合、また、開発・テスト環境を低コストで集約したい場合など、サーバ統合の手段として高く注目されています。
デルはVMwareとのワールドワイドでのアライアンスに基づき、VMwareの仮想化ソリューションを日本国内でも積極的に提供します。特に、新たに仮想化技術を採用した運用コスト削減に取り組むお客様に対して、安心かつ柔軟性の高い仮想化環境を構築し、サーバ統合・運用の最適化を実現するとともに、業界標準技術をベースに最適なコストパフォーマンスと拡張性を実現するデルの「スケーラブル・エンタープライズ」をさらに推進します。
<エンタープライズ向けVMware製品のOEM販売開始と、認定ハードウェアのPowerEdgeサーバ群にバンドル提供>
最新のVMware Infrastructure 3およびVMware VirtualCenter 2.0のOEM販売開始により、デル製品としてハードウェアと統合してデルのオンラインストアを通じてワンストップで販売し、サポートが可能となります。
また、認定済みPowerEdgeサーバ製品とVMware製品を提供することで確実かつ容易な仮想化サーバの調達が可能となります。
VMware認定サーバ:PowerEdge 1950、2950、1955、1850、1855、2850、6850
VMware認定ストレージ:Dell|EMCブランド全製品(CX300、500、700、Dell|EMC CX3-20/40/80、AX150/150iなど)
<最新のVMware Infrastructure 3、VMware VirtualCenter 2.0に対応した構築サービスを提供>
デルの技術コンサルティング部門「デル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)」のVMwareエキスパートにより、最新のエンタープライズ向けVMware製品であるVMware Infrastructure 3、VMware VirtualCenter 2.0に対応したコンサルティング・サービスを提供します。導入前のサイジングからサーバ統合のコンサルテーション、実際のシステムの設計・導入・構築に至るまでのプロセスを一貫して支援することにより、より安定した仮想化インフラストラクチャを構築します。
<VMware認定技術者(VCP)の増員によるサポート体制の強化、およびデル・プロフェッショナル・ラーニング・サービス(DPLS)によるトレーニングを提供>
仮想化技術を用いたお客様のシステム構築プロジェクトをサポートする部隊として、VMwareの認定資格であるVMware認定技術者(VCP)を2006年末までに10人に増員します。また、デル・プロフェッショナル・ラーニング・サービス(DPLS)により、デルエンタープライズ製品上に構築した仮想化システム運用のベストプラクティスに関する教育サービスも提供する予定です。
<今後、VMotion/HA/DRS推奨構成モデルも順次提供予定>
さらに仮想化ソリューションをお客様に容易かつ確実に導入していただくため、日本国内での技術検証を終えた組み合わせから順次「推奨構成モデル」を提供します。特に今後、VMware Infrastructure 3エンタープライズ版を中心に、第9世代PowerEdgeサーバとDell|EMC CX-3およびAXストレージシステムを組み合わせて最適な構成パターンを推奨構成モデルとして確立し、VMotionやVMware High Availability、VMware Distributed Resource Schedulerなどの高可用性を実現するエンタープライズ向け仮想化システムの導入を支援します。