富士通メディアデバイス、携帯電話用に小型・高性能なトランスミッターモジュールを開発
携帯電話用(CDMA方式)トランスミッターモジュールを新発売
~自社製高性能SAWデバイスを内蔵し、実装面積を3割削減~
当社は、小型高性能なCDMA(Cellバンド)方式携帯電話用トランスミッターモジュールT0212AZ0836を開発し、10月よりサンプル提供を開始いたします。本製品は小型・高性能を実現いたしました。今後は、W-CDMA用、Cell/PCSデュアルバンド用など、順次、製品ラインアップの充実を図って参ります。
写真(T0212AZ0836) トランスミッターモジュールのブロック図
※添付資料参照 ※添付資料参照
当社は、携帯電話用に小型・高性能な電子デバイス(SAWフィルタ、SAWデュープレクサ、VCOなど)を世界に先駆けて商品化し、数多くのグローバルなお客様にご愛顧いただいております。本製品は、これらのデバイスで培った小型化技術や独自の高周波回路設計技術を駆使した小型・高性能なトランスミッターモジュールです。
本製品の特長
1.小型・高性能
携帯電話の送信回路部品であるPA・SAWフィルタ・SAWデュープレクサを一体化し、8.0mmx5.0mm(高さ1.4mm max)のサイズを実現しました。自社製のSAWデュープレクサやSAWフィルタを採用したことによりモジュール上で最適設計が可能となり、高効率、高アイソレーションを実現しました。外形は、樹脂モールドの一体成型品としました。
2.実装占有面積を約30%削減
従来のディスクリート部品を採用した場合に比べ、その実装占有面積を約30%削減できます。また、ディスクリート部品構成では周辺回路部品を含めると10数点となりますが、モジュール化により、部品搭載工数と部品管理工数も大幅に削減されます。
3.開発工数を短縮
PAとSAWフィルタ間・PAとSAWデュープレクサ間のマッチング設計が不要となり、開発工数の短縮ができます。
販売価格、および出荷時期
製品名 サンプル価格 出荷時期
T0212AZ0836 1000円 2006年10月2日より
サンプルのお問い合わせ先
担当営業部までお問い合わせ下さい。
販売目標
2007年1月より、月間百万個を予定。
主な仕様
※添付資料参照
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、商標または登録商標です。
以上