アジレント、ローコストのハンドヘルド型デジタル・マルチメータとオシロスコープを発表
Agilent U1250シリーズ ハンドヘルド・デジタル・マルチメータ
Agilent U1600シリーズ ハンドヘルド・オシロスコープ
アジレント・テクノロジーがハンドヘルド型デジタル・マルチメータと
オシロスコープを発表し、ローコスト測定器のラインナップを強化
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、ハンドヘルド型デジタル・マルチメータ「Agilent U1250シリーズ」およびオシロスコープ「Agilent U1600シリーズ」を発表、ローコスト計測ソリューションを提供していくという戦略をさらに強化していきます。
この新製品群の投入と、既に発表済みの「Agilent 34405A デジタル・マルチメータ」と「Agilent DSO3000シリーズ オシロスコープ」により、アジレントは、品質・コスト重視のお客様にさらに貢献していけるものと期待しています。
今日のエレクトロニクス業界のエンジニアは、サービスやメンテナンス分野において高性能のハンドヘルド型測定器をますます必要とするようになってきています。アジレントのU1250シリーズとU1600シリーズはこれらの市場ニーズに合致するもので、エンジニアが、工場内設備やフィールドで性能に妥協することなくテストを行なうことを可能にするものです。
アジレントのベーシック・インストゥルメンツ・ディビジョンのバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャのイー・フエイ・シンは次のように語っています。
「お客様からエントリレベルの計測機器の性能や品質に関わるフィードバックを継続的にいただいたことから、当社はローコスト市場にもソリューションを展開していくことにいたしました。新たに発表したハンドヘルド型のデジタル・マルチメータとオシロスコープは、ポータブル・テストソリューションに対するお客様のニーズに合致し、またそのニーズを超えるよう設計されたものです。」
これらの製品は、市場に幅広いローコスト計測ソリューションを、主に全世界の販売店経由で提供していくというアジレントの長期計画の一環です。
◆Agilent U1250シリーズ ハンドヘルド・デジタル・マルチメータ
簡単なトラブルシューティングや検証向けに開発された、高性能でハンドヘルド型のU1250シリーズは、エンジニアが、テストベンチに縛られることなく、簡易的な計測作業を進めることを可能にするものです。標準モデル「Agilent U1251A」と上位モデル「Agilent U1252A」の2機種を提供します。これらの製品は、屋内の簡単な計測作業や屋外の設備メンテナンスやフィールドテスト向けに開発したものです。
U1250シリーズ ハンドヘルド・デジタル・マルチメータの特長は以下のとおりです。
*正確な測定
4.5桁相当の50,000カウント分解能。AC/DC、AC/周波数等を表示するデュアル測定表示。0.025%の測定確度。簡単な検証作業、耐性確認、メンテナンス、故障診断向け。
*豊富な機能
電圧・電流・抵抗測定等の基本的な測定機能に加え、温度、キャパシタンス、導通、周波数(標準1MHz)も測定可能。最大200ポイントまでのデータロギング機能内蔵、付属ソフトウエアと別売りケーブルでのPC接続により長時間連続測定も可能。上位モデルのU1262Aは、最大20MHz周波数カウンタ、4.8kHzまでプログラム可能な方形波発生器も提供。
*耐久性および安全性
CAT III 1000Vに対応。両モデルとも、衝撃を吸収する堅牢なパッケージを採用し、-20℃~55℃で動作。
*充電式バッテリ
上位モデルのU1262Aは、ニッケル水素電池を使用し、充電も可能です。
◆The Agilent U1600シリーズ ハンドヘルド・オシロスコープ
工業計測分野、プロセスコントロール、設備メンテナンス、自動車サービス業界向けに設計されたU1600シリーズは、20MHz帯域(Agilent U1602A)、および40MHz帯域(Agilent U1604A)の2モデルにより、既存の同等製品に比べて高性能な機能を提供します。
U1600シリーズ ハンドヘルド・デジタル・オシロスコープの特長は以下のとおりです。
*1台3役の測定ソリューション
多機能のオシロスコープに加え、6000カウントのデジタル・マルチメータとデータロギング機能を提供します。
*すぐれた波形表示機能
2チャネルの波形の識別が容易にできるよう、4.5インチ液晶カラーディスプレイを採用しています。
*異常波形を効果的に表示
最大200Mサンプル/秒のリアルタイム・サンプリングレートを提供し、異常波形を効果的に表示します。
*十分なメモリ長
125キロバイトのメモリを提供します。これは、既に市場にある同等クラスのハンドヘルド・オシロスコープの250倍にあたります。
*豊富な機能
ハンドヘルド・オシロスコープながら、波形ズーム、波形演算、自動測定機能、XYモード、FFT(U1604Aのみ)といった、デスクトップ・オシロスコープ並みの豊富な機能を提供。
U1250Aシリーズ ハンドヘルド・デジタル・マルチメータおよびU1600Aシリーズ ハンドヘルド・オシロスコープについての詳細は、それぞれ以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.com/find/U1250A_pr
http://www.agilent.com/find/U1600A_pr
◆販売方針
*目標市場:簡単な検証作業、耐性確認、メンテナンス、故障診断向け(U1250シリーズ)、工業計測、プロセスコントロール、設備メンテナンス、自動車サービス業界向け(U1600シリーズ)
*販売価格(発表日時点での参考価格です):
Agilent U1250シリーズ 44,616円から
Agilent U1600シリーズ 139,238円から
*販売開始後1年間の販売目標:
Agilent U1250Aシリーズ 2億円
Agilent U1600Aシリーズ 1億円
*販売開始日:本日
*出荷開始予定日:
Agilent U1250Aシリーズ 本日
Agilent U1600Aシリーズ 2006年10月下旬
◆お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120-421-345
◆アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2005年度、51億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp