東レフィッシング、環境に配慮した釣り糸「トヨフロン8 チヌ筏かかり 春夏秋冬」を発売
環境に配慮した新しい釣り糸の発売について
~紙製のスプールと再生PET製のパッケージを使用~
東レフィッシング(株)はこの度、古紙を主原料とするスプール(糸巻き)と再生PET製のフィルムパッケージを使用した環境配慮形の釣り糸の新商品「トヨフロン8 チヌ筏かかり 春夏秋冬」(希望小売価格2,800円)を9月12日から全国の釣具店で発売します。今後、この紙製スプールをすべての新商品に導入していくだけでなく、従来品についても、順次置き換えていく予定です。また、再生PETフィルムパッケージについても、導入ならびに置き換えを進めていきます。
本商品に使用される紙製スプールは、原料として古紙が51%含まれています。これにより、従来のポリスチレン製スプールに比べ、化石原料の使用を半減しているほか、使用後に焼却した際に有毒ガスの発生もありません。また、紙を50%以上使用しているため、可燃物(一般廃棄物)として処理することができるうえ、古紙を40%以上使用することで、グリーンマークも取得しています。さらに、パッケージには、再生PETを25%以上使用しており、PETボトルリサイクル推奨マークも取得しています。
糸は、秋冬の大型チヌから春夏の数釣りまでオールシーズン(春夏秋冬)対応型の筏かかり専用の釣り糸です。筏かかりに必要な耐摩耗性や結んだ際の切れにくさなどの強度と、水切れの良さやしなやかさなどの操作性の良さをあわせ持っています。
釣りにおけるスプールは、釣り糸の保護や持ち運びのため一般的に広く使用されていますが、魚を釣る際に使用されるものではなく、釣り糸をリールに巻き取って移し替えた後、そのまま廃棄されるものです。廃棄物の量としては、釣り糸よりも多くなるものがほとんどで、スプールを環境に配慮したものにすることは、釣り糸メーカーが環境を考えるうえで、重要な課題です。この度の紙製のスプールは、紙製品を幅広く展開する北越製紙グループの北越パッケージ(株)が開発した「Eペレット」を使用することで、スプールに求められる強度や成型のしやすさと、環境への配慮を両立しています。
東レグループでは、環境保全を経営の最優先課題として掲げ、グループ全体で、二酸化炭素排出量の削減や省エネルギーの推進など環境保全に向けての取り組みを進めています。また、東レフィッシングでは、環境配慮型製品として、生分解性釣り糸「フィールドメイト」を展開しており、今回の紙製のスプール導入を契機に、さらに環境に優しい取り組みを推進してまいります。
「トヨフロン8 チヌ筏かかり 春夏秋冬」の概要は下記のとおりです。
記
I.名 称 : 「トヨフロン8 チヌ筏かかり 春夏秋冬」
II.特 徴
1.環境に配慮し、紙製スプールと、再生PET製のパッケージを使用。
2.大型チヌから数釣りまでオールシーズン(春夏秋冬)対応型の筏かかり専用釣り糸。
3.筏かかり用釣り糸に必要な強度(耐摩耗性や結んだ際の切れにくさ)と操作性の良さ(水切れの良さやしなやかさ)をあわせ持つ。
※紙製スプールについて
(1)原材料 : 古紙51%、ポリプロピレン49%(北越パッケージ(株)「Eペレット」使用)
(2)特 徴 :
1)従来のポリスチレン製スプールに比べ、化石原料の使用を半減。
2)使用後に焼却した際に有毒ガスの発生がない。
3)紙を50%以上使用し、可燃物として処理することが可能。
4)古紙を40%以上使用し、グリーンマークを取得。
III.品 種(*添付資料参照)
IV.商品長 : 120m巻(40m毎にマーキング)
V.素 材 : フロロカーボン100%
VI.カラー : ナチュラル(透明)
VII.販 売 : 9月12日から全国の釣具店にて販売
以 上