凸版印刷、ICタグを利用した貸出管理システム「モノパス」を開発し販売開始
ICタグを利用した貸出管理システム「MONOPASS」を開発、販売開始
~利用履歴の管理が必要な重要物品の貸出管理を手軽に効率化~
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、ICタグを利用した貸出管理システム「MONOPASS(モノパス)」を開発しました。必要となるハードウェアをセットしたパッケージとして、9月より販売を開始します。
セキュリティ強化や業務の効率化から、企業内での重要書類や重要物品を効率的に管理する必要性が高まっています。すでに先進企業では重要物品の貸出管理の効率化、システム化のため、ICタグを活用したシステムの導入が始まっています。凸版印刷でも、これまでICタグを活用した貸出管理システムの開発、導入に携わってきました。
このたび凸版印刷は、培ったノウハウを活かして、汎用的な貸出管理システム「MONOPASS」を開発しました。貸出管理として一般的に求められる機能を盛り込むとともに、ICタグ、リーダ/ライタ、管理PCなどのハードウェアをパッケージ化して販売。これにより、ユーザ企業は購入後すぐに、貸出管理を手軽に行えます。また、ユーザ企業にあわせ管理対象の物品に応じた効率的な管理、運用ができるように、使用するICタグを最適なタイプに変更することも可能です。例えば、積載処理可能なICタグを選択すれば、技術資料、契約書などの薄い書類を積み重ねて一括で貸出処理が行えるようになります。
●個人情報ファイルの貸出し状況を簡単・手軽に管理可能(イメージ)
(※ 関連資料を参照してください。)
< 想定利用例 >
書籍、契約書、技術資料、共用PC/プロジェクターなどの機器、什器などの貸出管理
<「MONOPASS」の概要>
・本システムは、企業内の書籍や書類、機器などの物品の貸出管理を、ICタグ(13.56MHzタイプ)を用いて効率的に行えるシステムです。迅速な貸出・返却管理が可能になり、管理者は「誰が」、「何を」「いつまで」借りているのか、など物品の貸出状況を容易に把握できます。
・物品にはICタグを貼付して管理します。利用者は利用者カードにてログインし、物品をICタグリーダにかざして、PCのタッチパネルを操作するだけで貸出/返却処理が完了します。
・LAN環境下でのシステムとなっていますので、管理者はリアルタイムに物品の貸出/返却状況、利用者の利用状況などを把握することができます。
< 「MONOPASS」の特長 >
本システムで標準的に使用するICタグは、管理する物品や、運用方法によって選択可能。
1)一般タイプ:
ファイルや書籍などの物品に対応したタイプ。
または、機械などの金属製品には別途、金属対応タイプ(※1)が選択可能です。
2)積層タイプ:
契約書や申込書などの薄い書類に貼付して一度に複数の読取が可能なタイプ(※2)。
利用者の識別には、「利用者カード」にて確認(認証)。
すでにFeliCa方式の社員証カードを使用している場合は、そのまま利用が可能です。
< 基本パッケージ構成 >
・サーバPC : 1台
・クライアント端末 : 管理用PC、貸出PC(タッチパネルタイプ)各1台
・プリンタ : 1台
・リーダ/ライタ : 2台(貸出/返却用、管理用)
・物品用ICタグ : 5000枚
・利用者用ICタグ : 500枚
・貸出管理ソフト : 1式
・マニュアル : 1セット
※リーダ/ライタおよび、ICタグは、1)一般タイプ、2)積層タイプのいずれかとなります。
< 販売価格 >
基本パッケージ一式 470万円~(消費税別)
< 販売目標 >
初年度 50社
※なお本システムは、「第8回自動認識総合展」(平成18年9月13~15日、東京ビックサイト西ホール)凸版印刷ブースにて、デモンストレーション展示を予定しています。
※1 一般タイプ:ISO15693準拠タイプ
※2 積層タイプ:ISO/IEC 18000-3mode2タイプ
以 上