パイオニア、高スペックなAVマルチチャンネルアンプ2機種を発売
ハイスペックAVマルチチャンネルアンプ2機種を新発売
・1080p対応「HDMI(ver.1.2)」端子、「デジタルビデオコンバーター」搭載
・3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」、「フェイズコントロール」搭載
・「ダイレクト エナジー パワー エンジン」搭載による高音質設計の徹底
製 品 名 型 番 希望小売価格 発売時期
AVマルチチャンネルアンプ VSA-AX4ASi 188,000円(税抜価格179,048円) 10月上旬
AVマルチチャンネルアンプ VSA-AX2AS 153,000円(税抜価格145,714円) 10月上旬
【 企画意図 】
パイオニアは、デジタルAV機器とのフルデジタル接続を可能にする1080p対応「HDMI(ver.1.2)」端子や、マルチチャンネル再生時の低音のズレを解消する独自技術「フェイズコントロール」を搭載したハイスペックなAVマルチチャンネルアンプ「VSA-AX4ASi」、「VSA-AX2AS」を新発売いたします。
この2機種は、「ダイレクト エナジー パワー エンジン」や3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC※1」など数多くの高音質技術を搭載した高品位モデルです。「VSA-AX4ASi」ではさらに、時間軸の信号のゆらぎ(ジッター)を抑えてハイクオリティなデジタルオーディオ伝送を実現するi.LINK端子を装備しております。当社は、これら新製品の導入によってご家庭での本格的なホームシアターやホームコンサートホールの構築を提案して参ります。
【 主な特長 】
(1)映像と音声の高品位フルデジタル伝送を実現する1080p対応「HDMI(ver.1.2)」端子装備
DVDオーディオをはじめとする高音質の音声や、デジタル放送や次世代ディスクに記録されたハイビジョン映像など、高品位な映像と音声を1本のケーブルで伝送するデジタルインターフェイス「HDMI(ver.1.2)」端子を装備しました。シンプルな接続でハイクオリティなシステム構築が可能です。
またDVDオーディオやSACDの高品位音声をジッターレスで伝送するi.LINK端子※2を装備しました。対応プレーヤーとの組合せで、一層高音質なオーディオ再生を実現します。
(2)マルチチャンネル再生に快適なリスニング環境を実現する、3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」搭載
当社が開発した3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」は、各スピーカーの音圧レベルや周波数特性などを自動補正する通常の「MCACC」に"時間軸"の補正を加え、残響音の影響を受けない、直接音を中心とした音場補正を行います。その結果、視聴環境に左右されることなくマルチチャンネル再生のための理想的な音場を実現します。
また、周波数特性の補正にはハイエンドモデルと同様、高精度な9バンドのエンベロープ補正を採用し、自然で滑らかな音色の補正が行えます。補正結果はマニュアルでの変更も可能で、6種類まで保存でき、視聴環境に応じて切り替えられます。さらに、これまで排除が困難であった定在波(壁や天井、床などに音が反射して発生する)を音響解析機能により補正することで、その影響を軽減する定在波コントロール機能を搭載し、マスター音源のクオリティを損なうことなくよりクリアな音場を可能にしました。
(3)マルチチャンネル再生時に生じる低音のズレを解消する、独自開発の「フェイズコントロール」技術を採用し、音場が飛躍的に進化
AVアンプ内で発生する低音専用のLFEチャンネル(5.1chなどマルチチャンネルオーディオの低音部分を担うチャンネル)とその他のメインチャンネル(フロントL/R、センター、リアL/RなどLFE以外のチャンネル)間の低音のズレを解消する当社独自開発の「フェイズコントロール」技術を採用し、さらに高品質なマルチチャンネルオーディオの再生が可能になりました。
(4)「ビデオスケーラー」、「I/P※3変換」、「デジタルビデオコンバーター」で、高画質映像の再生環境を実現
アナログビデオ信号の480i/pを1080i/720p信号にアップスケーリングする「ビデオスケーラー」機能を搭載しました。ビデオ、LD、市販のDVDなどの信号をHDMIに変換して出力することが可能になり、より高画質で楽しむことができます。また、ビデオ回路にファロージャ製の高画質変換回路(DCDi(R))を採用し「I/P変換」を実現したことにより、ギザギザに表示されてしまう画像や文字の曲線部分の輪郭をより自然で滑らかに表現しています。さらに、「デジタルビデオコンバーター」により、入力された信号をアップ/ダウンコンバートし、お手持ちのディスプレイに応じた信号を出力することができます。これらの機能によって、最適な高画質映像の再生環境を実現しました。
(5)MP3などの音声圧縮ファイルも高音質で再生できる、当社独自の音質補正技術「サウンドレトリバー」
長年にわたり蓄積してきたオーディオ技術を基に開発された「サウンドレトリバー」機能を搭載。圧縮効率を高めるために低域と高域における音量の小さな成分や、大きな音にマスキングされて聴感上で聴き取りにくい微細な音声がカットされているMP3、WMA、MPEG-4 AACなどの音声圧縮ファイルを再生する際に失われたデータを補正します。DSP処理における独自のアルゴリズムにより、本来持っていた音の厚みや奥行き感をも高音質で再生します。
(6)さらなる高音質を実現する独自のオーディオ技術
1)パワーアンプに新開発の「ダイレクト エナジー パワー エンジン」を採用
ローインピーダンス化とモジュールの最小化により、音質に有害な不要輻射を低減。さらに独自設計の温度変化補償回路により、出力レベルにかかわらず高音質な再生が可能となっています。また、各チャンネルの動作環境を同一にする「シンメトリカル・パワートレイン・デザイン」を採用し、全チャンネルで均一かつ高音質な信号増幅を可能としています。
2)クラスを超えた高音質再生を実現するための様々な技術
・ノイズの混入や回路間の信号の干渉を最小化する「アドバンスド・ダイレクトコンストラクション」
・ハイクオリティ「ΔΣ型192kHz/24ビットDAコンバーター」搭載
・大電力を瞬時に供給する大容量電解コンデンサーとローインピーダンス設計の強力電源部
・音源に合わせて最小限の信号処理を自動選択できる「ストリ-ム・ダイレクト・モード」
・THX社が定めた、映画館に匹敵する音場再生を可能にする「THX SELECT2」規格認定取得
3)徹底した高音質再生を筐体から支える「3次元スペースフレーム」を採用
内部自重を確実に支える高剛性と、機械的なアースを明確化させるために、最新の建築設計思想を取り入れた「3次元スペースフレーム」を採用。すべてのパーツが強固なフレームに固定される独自構造です。また、各パーツの性能を最大限に発揮させるため、電源部、アンプ部など各回路部をそれぞれブロック化し、相互の干渉を防止しています。
(7)最適な視聴環境を実現する様々な機能&その他の特長
・iPod(R)やUSB※2の入力端子の装備など、充実したPCオーディオ対応。iPod(R)は写真・ビデオにも対応
・「Windows Media(R) Audio 9 Professional(WMA9 Pro)」デコーダーを搭載
・ドルビーデジタルやDTSをはじめ、BSデジタル放送の標準音声フォーマット「MPEG-2 AAC」など、様々なマルチチャンネル音声方式に対応。2ch音源のバーチャルサラウンド再生にも対応
・部屋の広さにより、変化する高域聴感特性を補正する「Xカーブ」
・デジタル処理の影響で発生する映像と音声のわずかなズレを補正する「サウンドディレイ」
・サラウンドバック用アンプを利用して、音の厚みと広がりのある音場を再現する「フロントバイアンプ」
・LCD表示マルチオペレーション対応学習リモコン。「VSA-AX4ASi」は簡易サブリモコンも付属
・当社のプラズマテレビやDVDプレーヤーと組み合わせることで、アンプの動作表示やシステム動作を簡単に行える「SR+」端子
※1 MCACC=Multi-Channel Acoustic Calibration System(自動音場補正システム)。「MCACC」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を行うことができる当社独自の音場補正技術です。
※2 「VSA-AX4ASi」のみです。
※3 I/PはInterlace/Progressiveの略です。
*HDMIは、HDMI Licensing LLCの商標です。
*DCDiは、Directional Correlational Deinterlacingの略で、Genesis Microchip Inc.の事業部門であるファロージャの登録商標です。
*THX及びTHX SELECT 2は、THX社の登録商標または商標です。
*iPodは米国及びその他の国で登録されているApple Computer,Inc.の商標です。
*Windows Mediaは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*ドルビーはドルビーラボラトリーズの登録商標です。
*DTSはDigital Theater Systems,Inc.の商標です。
【 主な仕様 】
添付資料をご参照ください。
※この製品に関するお問い合わせ先※
お客様:カスタマーサポートセンター
TEL 0070-800-8181-22(フリーフォン)
ホームページ:http://pioneer.jp/