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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.07.Fri
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2007'03.08.Thu

三菱製紙、一定の温度で温度制御できる蓄熱材料「サーモメモリー」を発売

新規素材:蓄熱材料「サーモメモリー」を発売


 三菱製紙株式会社(東京都千代田区丸の内3丁目4-2 取締役社長佐藤健)は、マイクロカプセル技術を用いて一定の温度で温度制御できる新規素材の蓄熱材料「サーモメモリー」を7種類の形態で商品化する。
 蓄熱材料「サーモメモリー」は、物質の相変化エネルギー(融解熱、凝固熱)を利用して特定の温度を記憶・保持できる新規素材であり、温度を記憶する物質(芯材)は直径数ミクロンのマイクロカプセルの中に封じ込められている。カプセルの中の芯材は固体と液体の間を相変化して吸熱または放熱はするものの、カプセルの形状はそのままで変わらない。記憶できる標準温度として9℃、16℃、25℃、31℃、39℃の5タイプを揃えている。
 蓄熱材料「サーモメモリー」は、この温度を記憶するという特性を活かして、定温保持、温度上昇や温度降下の温度変化の平準化(ピークカット)、保冷、保温、温暖に係わる快適性の付与などの機能が求められる分野で用いることができる。
 当社はスラリータイプの「サーモメモリー」を「蓄熱カプセル」として大規模空調用途に展開した経緯があるが、今回は商品の応用性を高めるために使用目的にあったパウダーやシートなど7つの商品形態として商品化を行った。それぞれの形態と特徴は以下のとおりである。

【各商品形態の簡単な説明】
 サーモメモリー:芯材(有機系蓄熱剤)をポリマーで被覆したマイクロカプセル状の蓄熱材料。
 内部の蓄熱剤が融解・凝固することで定温を保持できる。

1)パウダー:サーモメモリー(マイクロカプセル)の粉体
2)スラリー:サーモメモリー(マイクロカプセル)の水系分散液
3)ペレット:サーモメモリーパウダーを小円柱状(2mmφ×5mm程度)に成形
4)パテ:粘土状(半固形状)のサーモメモリー
5)シート:サーモメモリーを担時したシート
6)パック:プラスチック袋に充填した形態のサーモメモリー
7)クッション:サーモメモリースラリーを充填したクッション
 それぞれの商品形態において、断熱材、放熱材または基材等との複合が可能であり、今後ともユーザーの利便性を高めるために開発を進めていく。
 具体的な用途として、冷房暖房用途、温調建材、保冷材、保温材、冷涼寝具、保温寝具、ペット用雑貨、衣料品の加工、二次電池や電気部品など発熱体の温度上昇抑制などが挙げられる。
 新規商品形態の投入により、蓄熱材料の売上は初年度で2億円/年を見込んでいる。

(*参考資料参照)



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