ソリトンシステムズ、PC操作ログ収集・解析ソフト「InfoTrace V1.6」を発売
簡単かつ正確なコンピュータフォレンジック環境を実現
ソリトン、PC操作ログ収集・解析ソフトウェアInfoTraceV1.6 出荷開始
株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、社長:鎌田信夫)は、自社開発のPC操作ログ収集・解析ソフトウェアInfoTrace(インフォトレース)の新バーション「InfoTrace V1.6」を2006年9月15日に出荷開始します。InfoTraceは、国内のログ管理ソフト分野の出荷ライセンス数で、トップシェア*を獲得している製品です。
*株式会社富士キメラ総研「2006ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」端末操作監視・ログ管理ソフト市場における調査
近年、企業における「情報漏洩」「内部統制」への対策が進む中、万一の情報漏洩の際に、証拠として利用できるように、ネットワーク上のデジタルデータを収集、保存しておくコンピュータフォレンジック(※1)が有効な手段のひとつとして注目されています。中でも、PCの操作ログ収集は、利便性を損なわず、同時に機密情報や個人情報へのアクセス権限を持つ者による不正行為への抑止効果も得られる極めて有効な対策です。
InfoTraceは、あらゆるPC操作を記録し解析するログ収集製品で、導入作業が極めて簡単なため、フォレンジック環境を容易に実現できます。新バージョンのInfoTrace V1.6では、クライアントPCから共有サーバーへのアクセスをサーバー上で記録する機能を搭載し、クライアントPCにソフトウェアを入れる必要のない'エージェントレス'を実現しました。共有データへのアクセスログ管理や共有プリンタでの印刷ログの収集を急ぐ企業にとっては、各クライアントPCへのインストール作業を省略して、迅速かつ低コストで導入できます。
また、このバージョンよりICカードを利用したセキュリティシステムのソリトンSmartOn、SmartOn NEO(※2)と連携します。InfoTraceがSmartOnの情報を取得し、PC利用者(社員証などのICカード)と操作したログが紐付き、なりすましの可能性の残るWindowsアカウントや単なるID情報だけではないので、万一の事故の際に、本人の特定がしやすくなります。
ソリトンのセキュリティ製品は、運用管理コストと負荷を低減するのが大きな特長です。
※1)コンピュータフォレンジックとは、デジタルの世界の証拠性を確保し法的問題の解決を図る手段です。
※2)「SmartOn」 デバイス認証ツール 国内シェアNo.1株式会社富士キメラ総研「2006ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」調査結果より引用
■InfoTraceの基本機能
社内の情報に、どのPCから、誰が、いつ、どのようにアクセスをして、どのような操作を行ったかを記録します。そのログを多彩な条件で検索、レポートできる他、流出経路をクリックで簡単にトレース(追跡)することが可能です。
取得するログの詳細さと、検索条件・方法の豊富さ、使い勝手の良さが高く評価され、多くのユ-ザ-に採用されています。
主な基本機能は三つあり、サーバー内のファイルに対する複数利用者からの、ファイル名変更、外部デバイスにコピー、印刷等、重要ファイルへのアクセスの拡散具合を追跡する「拡散トレース」機能。あらかじめ不正行為として設定した検索ポリシーテンプレートに該当したログから、逆追跡をして親ファイルを探す「バックトレース」機能。そして、「アラート機能」は、瞬時に管理者や上長に不正操作を通知することができます。
■V1.6新機能 共有サーバーのログ収集機能の搭載
ファイルサーバーやプリントサーバー(共有サーバー)に、エージェントレスのクライアントPCからアクセスしたログを共有サーバー上で記録する機能を搭載しました。これにより、共有サーバーに対するインストールのみでログ管理が実現します。
■V1.6新機能 より正確な本人特定が可能なSmartOnユーザー情報の収集
ICカードを利用したPCセキュリティシステムのソリトンSmartOnとSmartOn NEOと連携し、SmartOnユーザー情報を記録します。SmartOn、SmartOn NEOを利用することで、ICカード認証とバイオメトリクス認証による本人認証が可能です。更に、外部記憶デバイス、ファイル、アプリケーションなどの利用制御、アクセス制限を行います。
■その他のV1.6の主な新機能
リモートコンソール機能
TraceBrowser(専用コンソール)をLogServer(ログを収集するサーバー)とは別のPCにインストールすることにより、リモートから検索・レポート・追跡等の機能が利用できます。また、あわせてTraceBrowserを起動するための認証機能も搭載しました。これにより、LogServerはセキュリティのしっかりした監査室や、データセンターに設置して、決められた監査担当者は、デスクのPCからの運用が可能です。
検索条件のポリシーテンプレート機能
任意の組み合わせの検索条件をテンプレートに保存できるようになります。よく使用する条件については、固定テンプレートとして用意しました。
外部デバイス指定によるログ監視、または除外の設定
従来までは、ゾーン、拡張子、アプリケーション、ファイルサイズ、イベントの種類等によるログの除外設定ができましたが、それに加えて、外部デバイスを選択してログの監視、または除外が可能になります。全てのログを記録するのではなく、「CD-ROMを使用したログのみを記録したい。」という設定も可能です。
価格
・サーバー側
基本パック:96万円(含CD-ROM、サーバーライセンス)
基本パックコンパクト(100ユーザー以下向け):30万円(含CD-ROM、サーバーライセンス)
共有フォルダオプション&Windows Agent:24万円(ファイルサーバー用アプリケーション)
共有プリンタオプション&Windows Agent:8万円(プリンタサーバー用アプリケーション)
・クライアント側 Windows Agent:3,000円(クライアント用アプリケーション)
■InfoTrace 販売目標 2006年度1000社、50万ライセンス
株式会社ソリトンシステムズ
日本で最初にLAN、ネットワークOSに取り組んだ会社として、業界のパイオニアとしての役割を果たしました。主に大規模ネットワークの構築を長年手がけ、ネットワークOSやプロトコルソフトの開発でも実績があります。近年は、認証を始めとしたセキュリティ製品の開発及びブロードバンドシステムの構築と運用にフォーカスしています。
設立 1982年/資本金 6億2780万円/売上高 201億円 (2006年3月期)
<この製品に関するお客様からのお問合せ先>
株式会社ソリトンシステムズ http://www.soliton.co.jp TEL:03-5360-3811 e-mail:netsales@soliton.co.jp