万有製薬、骨粗鬆症治療薬「フォサマック錠35mg」を発売
週1回投与の骨粗鬆症治療薬
「フォサマック(R)錠35mg」新発売のお知らせ
Registered trademark of Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A.
万有製薬株式会社(本社:東京、社長:平手 晴彦)は、骨粗鬆症治療薬「フォサマック(R)錠35mg」(一般名:アレンドロン酸ナトリウム水和物)を、本日の薬価基準収載を受け新発売いたしました。
週1回投与のフォサマック(R)錠35mgは、1日1回投与のフォサマック錠(R)5で既に認められている確実な骨折リスク抑制効果を減じることなく、患者さんの服用の利便性や継続性を高めます。日本に先駆けて発売された諸外国において、週1回投与製剤はアレンドロン酸ナトリウム水和物の処方全体の96%を占め、全世界では年間700万人以上の患者さんに処方されています。
「フォサマック(R)錠35mg」の特徴は以下のとおりです。
1.国内初の週1回投与(1錠35mg)骨粗鬆症治療薬
2.フォサマック(R)錠35mgとフォサマック(R)錠5の有効性・安全性は同等
・ 腰椎及び大腿骨近位部の骨密度の増加率、骨代謝マーカーの低下率とも同等でした。
・ 副作用の発現率はフォサマック(R)錠35mg[13.1%]、フォサマック(R)錠5[17.9%]と同等でした。
・ フォサマック(R)錠5では、複数箇所の脊椎圧迫骨折リスクを90%、大腿骨頸部骨折リスクを51%軽減することが証明されています。
3.週1回投与により、服用の簡便性、患者さんの服薬コンプライアンス(継続性)の向上が期待できる
・ 何らかの理由でビスフォスフォネート系製剤を中止した患者さんに、週1回投与製剤の服薬意向を確認したところ、62.8%が服薬してみたいと回答しました*1。
骨粗鬆症に悩む患者さんは日本国内で約1,000万人いると推定されています。また、高齢者の寝たきりの原因の第3位に骨折・転倒があげられています*2。より有効で継続性の高い骨粗鬆症治療は、骨折リスクを軽減させるために非常に重要であると考えられます。当社は、米国メルク社グループとして海外での週1回投与製剤の販売経験を最大限に活用し、日本国内での販売にあたります。
なお、本剤に関する詳細は下記のDrug Informationをご覧ください。
以 上
*1:白木正孝、中村利孝Osteoporos Jpn 2006;14:349-358
*2:厚生労働省平成13年度国民生活基礎調査
【 フォサマック(R)錠35mgの製品概要 】
効能・効果:
骨粗鬆症
用法・用量:
通常、成人にはアレンドロン酸として35mgを1週間に1回、毎朝起床時に水約180mLとともに経口投与する。
なお、服用後少なくとも30分は横にならず、飲食(水を除く)並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。
製造承認日:
2006年7月26日
薬価基準収載日:
2006年9月15日
薬価(1回分薬価):
35mg 1錠 847.80円 (ご参考:5mg1錠 142.70円)
使用期間:
3年
包 装:
PTP:20錠(1錠×20)、20錠(2錠×10)、40錠(2錠×20)
(患者さんが週1回の服用を認識しやすいように説明が書かれたパッケージとPTPを一体化)
組成・性状:
有効成分:アレンドロン酸ナトリウム水和物
含 量:1錠中アレンドロン酸として35mg
剤 形:楕円形・白色裸錠
大きさ :長径10.3mm、短径5.6mm、厚さ3.6mm
(患者さんがのみ間違えないように錠剤に骨のマークを刻印)