凸版印刷、「透明性」と「遮光性」を両立した「透明遮光包材」を開発
~光による品質劣化防止を、アルミ箔を使用せずに実現~
「透明性」と「遮光性」を両立した『透明遮光包材』を開発
~食品・トイレタリー業界、医療医薬品や化粧品業界に向けて本格販売開始~
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立 直樹、以下 凸版印刷)は、透明でありながら光による内容物の品質劣化を防止できる『透明遮光包材』を開発しました。
これまでの遮光包材には、主に光を遮断する特性を持つアルミ箔が用いられてきましたが、昨今の環境配慮や食品包材の電子レンジ対応の要望から、アルミレス包材へのニーズが高まりつつありました。
今回開発した『透明遮光包材』は、塗布するインキを工夫することで、透明でありながら遮光性を有する機能を実現しました。環境にやさしく、内容物の品質保持はもちろん、未開封のまま内容物が目視でき、一般消費者がこれまで以上に安心安全に使えるようになります。
今後は、凸版印刷が開発し、優れた酸素・水蒸気バリア性を持つ、国内No.1シェアブランド、透明バリアフィルム「GLフィルム」と組み合わせて、透明で内容物が目視でき、品質保持機能に優れたパッケージとして、食品・トイレタリー業界はもちろん、医薬品や化粧品業界に向けて拡販を図っていきます。
<背景>
・パッケージには、内容物の品質保持のため、酸素や水分、光を遮断する機能が求められます。現在、それらの機能を有する材料としてアルミ箔が広く使われています。
・「食の安心・安全」や「医薬医療品などの内容物視認による誤使用防止」のため、中身が目視できる透明パッケージへのニーズが広がっています。
・これまでの透明包材は、光の透過でビタミンなどの成分が破壊されるほか、紫外線による劣化も起こり、耐光性が重要な課題となっていました。
・凸版印刷ではこれまで、酸素・水蒸気の遮断性に優れている透明バリアフィルム「GLフィルム」を販売しており、光による品質劣化防止に向けた要望が多く寄せられていました。
『透明遮光包材』サンプル
Copyright 2006 TOPPAN PRINTING co.,ltd.
(※参考画像あり)
以 上