独BMW、水素駆動乗用車「BMW Hydrogen 7」を発表
新時代のモビリティ
BMW Hydrogen 7を発表
●日常的使用に耐える水素駆動方式の高性能ラグジュアリーセダンを世界初公開
●汚染物質を全く排出しない持続可能なモビリティに向けた画期的モデル
●BMW CleanEnergy戦略に基づき、化石燃料に依存しないモビリティへの道を開拓
●BMW Hydrogen 7の量産開発プロセスは無事終了
●新しいトレンドを決定する実用的な駆動コンセプト、水素燃焼エンジン
●実質的に有害物質とCO2を一切排出せずに、BMW特有の力強いパフォーマンスを発揮する12気筒エンジン
●有効な実用航続距離を実現するBMW液体水素技術
●妥協のない進化:BMW Hydrogen 7ではCleanEnergy戦略に基づき、高性能ラグジュアリーセダンの快適性とスリリングなドライブ体験が融合
●デュアルモード駆動:水素からガソリンへと柔軟に切り替えることが可能で、700km以上の航続距離を実現
●インフラ整備を加速:既存インフラでの水素供給の重要性を提示
BMWは世界で初めて、量産プロセスを経て開発された水素駆動乗用車を公開します。
水素燃焼エンジンを搭載したBMW Hydrogen 7(ビー・エム・ダブリュー・ハイドロジェン・セブン)は、一貫した開発戦略の成果として生まれました。これによって持続可能なモビリティという先進のコンセプトは、現代のクルマ社会にも完全に適合するものとなりました。
BMW Hydrogen 7 セダンは、最高出力191kW(260ps)を発生する12気筒エンジンを搭載し、9.5秒で0.100km/hに達します。最高速度はリミッターにより230km/hで制限されています。水素タンクが空になった場合、BMW Hydrogen 7に搭載されたデュアルモードエンジンは、瞬時に燃料をプレミアムガソリンに自動切替えする便利な機能を備えています。
これは非常に実用的なソリューションであり、BMWグループは未来の駆動システム分野における先駆性を世界に披露することになります。既存のガソリン・モデルに水素方式を融合させるというこのコンセプトは、実用試験ですでにメリットは立証済であり、ガソリン駆動同様、全面的に市場に受け入れられる可能性が高く、顧客が実用上求める必要条件を満たしているため、代替システムへの移行の青写真となります。
つまり、BMW Hydrogen 7の市場導入は、BMWグループにおける出来事というのみならず、自動車産業及びエネルギー産業全体にとっても、化石燃料に依存しないモビリティ時代への移行にあたってのマイルストーンなのです。
BMW Hydrogen 7は液体水素が量産モデルのエネルギー源として安心して使用できることを明白に立証しています。BMW Hydrogen 7を導入することは、BMWグループが現在推進している水素供給インフラ整備にも大きな弾みをつけることになります。将来、広範囲にわたり持続可能なモビリティを提供するためには、新たな水素供給ステーションの建設が必要です。
(※ 以下、詳細は添付資料を参照してください。)