日本HP、企業データを保護・管理するストレージ関連ソフト2製品を発売
企業データの保護・管理の多様なニーズに対応する、ストレージ関連ソフトウェア2製品を発売
- 同時に、最大で-62%のライセンス価格の改定を実施 -
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都品川区、社長:小田 晋吾)は本日、企業のデータ保護やストレージ管理における多様なニーズに応える2つのストレージ関連ソフトウェア製品を同時に発売します。
●ディスクバックアップ機能を強化した、統合バックアップ・ソフトウェア最新版「HP OpenView Storage Data Protector 6.0」
●異機種環境でのストレージリソース管理やプロビジョニングに加え、データバックアップ作業の監視など、様々なストレージ管理作業を一元的に行える「HP Storage Essentials 5.1」
同時に、両製品のライセンスの大幅な価格改定を行います。Data Protectorについては最大62%、Storage Essentialsについては最大15%の値下げとなり、データ保護やストレージ管理を効率化する製品を、さらにお求めやすい価格で提供します。
製品名:HP OpenView Storage Data Protector 6.0
参考価格:197,400円~ (*1) (税抜 188,000円~)
出荷開始:9月下旬
製品名:HP Storage Essentials 5.1
参考価格:4,284,000円~(*1) (税抜 4,080,000円)
出荷開始:10月中旬
*1: 構成により価格が異なります。詳細は日本HPまたはパートナー企業の担当営業にお問合せ下さい。
<統合バックアップ・ソフトウェア最新版 HP OpenView Storage Data Protector 6.0>
HP OpenView Storage Data Protectorは、オープンシステムの統合バックアップ用途に広く使われている、エンタープライズ環境向けのバックアップ・ソフトウェアです。6.0はその最新バージョンで、限られた時間の中で膨大な企業データを効率よく保護するための、様々な機能強化を施しています。また、ディスクへのバックアップに必要となる容量ライセンスに、お得な10TB使用権を追加しました。大容量環境でのディスクバックアップが低コストで行えます。
Data Protector 6.0の新機能
1.合成フルバックアップ機能
ディスク装置上に保存したフルバックアップと差分バックアップのデータを組み合わせて、テープへの書き込み用やリストア用のフルバックアップデータを作成できます。これにより定期的にフルバックアップを実行する必要がなくなり、ネットワークへの負荷が抑えられます。
2.仮想フルバックアップ機能
ディスク上に分散しているフルバックアップと差分バックアップのデータをポインタ情報で管理し、リストア時に結合します。これにより、バックアップに使用するディスク容量を大幅に削減できます。
3.セルマネージャがLinuxにも対応
HP-UX、SolarisおよびWindowsに対応済みのセルマネージャ(管理サーバ)が、Linuxにも対応しました。これにより、Linux環境においても管理サーバを含めたバックアップ統合が可能になります。
4.Microsoft VSS/VDSへの準拠
マイクロソフト社のMicrosoft VSS(ボリューム・シャドウ・コピー・サービス)とMicrosoft VDS(仮想ディスクサービス)を利用したゼロ・ダウンタイム・バックアップおよびインスタント・リカバリにより、Exchange Server 2003の可用性を高めます。メールサービスを中断することなくバックアップを実行し、障害時にも最小限のダウンタイムでExchange Serverを復旧します。
Data Protector 価格改定
また、Data Protectorは本日、ディスクバックアップ機能のライセンスを中心とした価格改定を実施します。稼動中のアプリケーション性能に影響を与えず、無停止でデータをバックアップできるゼロ・ダウンタイム・バックアップの1TB使用権では最大57%、ボリューム障害時にディスク上のリカバリイメージから数分で復旧するインスタント・リカバリの1TB使用権では最大62%など、追加機能ライセンスを中心に、大幅な値下げを行います。この価格改定により、高機能なディスクバックアップの導入を促進します。
<様々なストレージの管理作業を一元的に行えるソフトウェア HP Storage Essentials 5.1>
HP Storage Essentials 5.1は、SNIA(*2)が策定を進めているストレージ管理技術の標準仕様SMI-Sに完全準拠した、ストレージ管理ソフトウェアです。他社製を含む異機種ストレージの混在環境を効率的に管理できるように設計しています。HP Storage EssentialsはHPの統合サーバ管理ツールであるHP Systems Insight Manager(HP SIM)と連携して動作し、SAN構成情報管理、容量・性能管理、プロビジョニングといった多彩な機能を一元的に提供します。本製品についても本日価格改定を行い、初期導入に必要な一部のライセンスを15%値下げしました。これにより小規模環境におけるStorage Essentialsの導入を促進します。
*2: Storage Networking Industry Association、ストレージ・ネットワーキング技術の普及を目指す非営利団体
Storage Essentials 5.1の新機能
1.対応製品・対応機能の拡大
新たな対応製品として、サン・マイクロシステムズ社のNAS製品、およびHPの最新のNAS製品を加えました。さらに、NetApp社のNAS製品のqtree機能およびTree quota機能に新たに対応します。
2.バックアップジョブの管理機能を追加
テープライブラリなどのバックアップリソースの利用状況や、設定されているバックアップジョブ、実行されたジョブの結果などを、Storage Essentialsから一元的に確認できます。バックアップ・ソフトウェアのVERITAS NetBackup Enterprise ServerやHP OpenView Storage Data Protectorに対応しています。
3.ハイエンドストレージ HP StorageWorks XPファミリの設定に対応
Storage Essentials 5.1より、XPディスクアレイ用のハードウェア・プロバイダのバンドルを開 始します。ハードウェア・プロバイダは、Storage Essentialsからディスクアレイなどの設定・管理ができるソフトウェアです。XPディスクアレイの導入コストを抑えながら、SAN環境の統合管理による運用コストの削減が可能になります。
4.HP OpenView Operations for Windowsとの統合
HPが開発・販売する統合システム管理ソフトウェアHP OpenView Operations for Windowsとの連携動作に対応しました。Storage EssentialsによるSAN管理をシステム全体の管理の一環として行えます。
■添付資料
≫主要製品の価格改定率一覧
■今回の新製品に関する情報は以下のURLを参照してください。
≫http://www.hp.com/jp/storage_new/
■HP StorageWorksに関する製品情報は以下のURLを参照してください。
≫http://www.hp.com/jp/storage/
文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター TEL: 03-6416-6660
ホームページ:http://www.hp.com/jp/