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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.06.Thu
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2007'03.11.Sun

富士キメラ総研、車載電装品50品目の世界市場に関する調査結果を発表

環境対策・情報通信・ディスプレイ用など車載電装品50品目の世界市場を調査

<2011年予測>
 ●6分野44品目の全体市場      05年比28%増   14兆円
 ●PND(簡易ポータブル型カーナビ) 05年比2.6倍 6,962億円、ここ2年欧州中心に海外で急成長
 ●地上デジタルTVチューナー     05年比25倍   330億円、年平均71%の成長


 マーケティング&コンサルテーションの(株)富士キメラ総研(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 表 良吉03-3664-5841)は7月から8月にかけて、自動車の電子化、特に環境対策・情報通信関連やディスプレイ用車載電装デバイス・コンポーネンツ50品目の世界市場について調査を行った。その結果を報告書「車載電装デバイス&コンポーネンツ Select2006(下巻;環境・情報通信・ディスプレイ編)」にまとめた。
 この調査は前回8月発表分と合わせて、最新技術に基づく主要電装品100品目の世界市場動向を調査・分析した。


<注目される成長市場>

●PND(簡易タイプのポータブル型カーナビシステム)
2005年 2,656億円 年平均17%の成長で 2011年 6,962億円(2005年比2.6倍)と予測
 従来型カーナビに対して、欧州を中心に急速に普及している液晶サイズ5インチ以下のポータブルタイプを「PND(Personal Navigation Device)」として市場を分析する。
 2003年以降拡大しており、特に欧州では2005年は400万台を超え爆発的に伸びている。北米市場も2005年には約70万台となり、欧州同様に拡大の可能性がある。従来型カーナビも海外市場において装着率は上昇基調にあり、高級車向けを中心に拡大が見込まれる。しかしPNDはオプション設定が増えるなど更に拡大する余地がある。従来型カーナビメーカーにとっては無視できない存在となっており、多くのメーカーが2006年よりPNDに参入し始めている。PNDは、2004年から急拡大したオランダのTomTom、2005年後半から巻き返しを図る米Garmin、台湾MiTACが3強となっている。日系メーカーは2005年にソニーが先行して参入し、2006年にはパイオニア、クラリオン、アルパインなどが参入した。PNDは現在は性能面で精度が低いとされるが、いずれ解決されると考えられる。またビデオプレーヤーなどAV機能が付加されつつあり、機能面での違いも液晶画面の大きさ以外無くなっていくと予想される。したがって高級車にもPNDが浸透することが充分考えられる。従来型ナビは、PNDにはないコンソールとの一体感や車両制御との連結などのユーザーメリットを出して、高機能化したPNDの市場を取り込むことが課題となる。

●地上デジタルTVチューナー(国内)
2005年 13億円 年平均71%の成長で 2011年 330億円(2005年比25倍)と予測
 地上デジタル放送は2006年末には全国で開始される計画となっている。2005年モデル以降のHDDナビでは、地上デジタル放送チューナー端子を装備しているものが多い。チューナー単体に加え、チューナー内蔵カーナビも2011年にかけて増加していく。2011年のアナログ放送終了を区切りに、カーナビ買い替えやチューナーの販売が促進されると見られる。また、チューナー単体の価格も現状の半値以下に大きく下がると見られる。2011年以降はデジタルチューナー内蔵カーナビが市場を占め、チューナー単体機市場は縮小していくと予測される。
 2005年に初めて松下電器産業、アルパイン、パイオニア、三菱電機の4社が市場に参入した。

●A/Fセンサ(燃焼空燃比センサ)
2005年 876億円  2011年  1,012億円(2005年比15.5%増)と予測
 排出ガス中に残存している酸素と未燃焼ガスの濃度により、リッチ域からリーン域までのエンジン内の燃焼空燃比を検出するセンサ。このセンサは酸素センサに対して広域空燃比を検出して高度な燃料噴射量の調節が出来る。2005年実績は、日本国内335万個111億円、世界市場2,905万個876億円であった。排出ガス規制の強化に対応して高効率な燃焼性能を維持するためにこうしたセンサの需要が増加している。日本国内ではデンソー、日本特殊陶業の2社で約97%の市場を占め、世界市場では日本特殊陶業がトップ、以下ボッシュ、デンソーと続き、3社で市場の約90%を占める。今後も規制が強化されていくため排気ガス浄化装置に関連するセンサおよびシステムの機能向上が図られ、より詳細な情報をECUに送信できるこのセンサが酸素センサに代わり搭載されてゆく。



*以下、詳細は添付資料をご参照ください。


 タイトル:「車載電装デバイス&コンポーネンツ Select2006<下巻;環境・情報通信・ディスプレイ編>」
 体   裁 :A4判   306頁
 発 行 日 :2006年8月31日
 価   格 : 97,000円(税込み101,850円)
 セット価格 :184,000円(税込み193,200円)
 調査・編集 :株式会社 富士キメラ総研 研究開発本部 第一研究開発部門
 TEL:03-3664-5847 (代) FAX:03-3661-6920
 発 行 所 :株式会社 富士キメラ総研
         〒103-0001東京都中央区日本橋小伝馬町2-5 F・Kビル
         TEL03-3664-5841(代) FAX 03-3661-7696 e-mail:koho@fuji-keizai.co.jp

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