東京ガスなど3社、「マイクロスチームミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機」を発売
温水気化方式によるマイクロスチームミストで、多様なサウナタイムが楽しめます
マイクロスチームミストサウナ機能付 浴室暖房乾燥機の発売
東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲)、大阪ガス株式会社(社長:芝野博文)、ヤマハリビングテック株式会社(社長:前嶋邦啓)は、『マイクロスチームミスト[1]サウナ機能付浴室暖房乾燥機』を共同開発しました。本製品は、東京ガス、大阪ガスから10月2日より発売します。
近年急速に注目を集めているミストサウナ[2]は高温・低湿度のドライサウナ[3]に比べ、身体に負担の少ない低温・高湿度のミストによって発汗を促す入浴法で、「発汗」、「洗浄」、「保温」、「保湿」、「リラックス」などが期待できます。
本製品は、従来の浴室暖房乾燥機に、ヤマハリビングテック独自の温水気化方式を応用し、3ミクロン程度の微粒子ミストを温風に絡めて加温・加湿を行うマイクロスチームミストによるサウナ機能を加えたものです。ミストによる加湿量を制御することで、サウナ入浴中に髪などが濡れにくい湿度70%程度の新感覚のマイルドなサウナ空間から、短時間で発汗できる、湿度 100%程度のパワフルなサウナ空間まで体感できます。
さらに、環境に配慮した節水タイプの開発により、ミストサウナ運転中の水使用量が、現行機種比較で最大80%低減した約0.2L/minとなり、ランニングコストも低減します。
開発の背景
■生活習慣の変化や健康意識の向上、美容への関心の高まりから、家庭用ミストサウナの採用が増加傾向にあります。ミストサウナにもとめる価値、ミストサウナ浴のスタイルも多様化し、ミストサウナに質感バリエーションの拡充が求められています。
■近年家庭における入浴法も変化し、通常入浴から、半身浴、シャワー浴、ミストサウナ浴などさまざまな入浴スタイルが普及するにつれて、浴室に、リラクゼーション、エステ、コミュニケーションの場、音楽・映像鑑賞等の高付加価値化が求められています。
主な特長
1.3ミクロンの微粒子ミストは目に見えず、濡れにくいため多様なサウナタイムが楽しめます
温水気化方式で発生した、目に見えない細かなミストは濡れにくく、発汗の様子がひと目でわかります。
また、ミストサウナ入浴をしながらテレビや読書が楽しむことができます。
2.ふたつのミスト運転で、発汗からリラクゼーションまで幅広い入浴スタイルに対応します
「強・弱」2つのモードでゆったりとリラクゼーションできるマイルドなサウナ空間から短時間で発汗できるパワフルなサウナ空間からまで、お好みの入浴スタイルに対応可能です。
3.環境に配慮した節水設計を実現しました
ミスト発生に必要な水を循環再利用することにより、水使用量を低減しました。
温水気化方式によりミストを発生する際に、ミスト化しなかった残水をドレンパンで回収し、ポンプで循環再利用することで、水使用量を低減し、1616サイズのユニットバスで外気温15℃、水温15℃、30分のミスト強運転時において、約0.2L/minになります。[4]
各社は、今後さらにミストサウナ機能や浴室暖房乾燥機として求められる機能の充実を図るとともに、ミストサウナを浴室の新たなリラクゼーションシステムとして、また健康・美容に関心の高いお客さまに喜んでいただける商品と位置付け、ミストサウナによる快適空間を提案してまいります。
[1]マイクロスチームミスト
温水拡散パイプから、熱交換器に水を降らせて蒸気(ミスト)を発生させる独自の温水気化方式によりつくりだす約3ミクロンの微粒子ミストを用い、約60℃の温風と同時に浴室内に噴出。
浴室内は湿度70%程度の濡れにくいミストサウナから湿度100%程度のパワフルなサウナまで切り替えて使用。
浴室内の温度は37~45℃に設定可能。
[2]ミストサウナ
高湿度(70~100%)・低室温(約40℃前後)で、霧状のミストを全身に浴びて発汗する方法で、低温で体験できるため身体に負担少ないのが特長。
[3]ドライサウナ
低湿度(約5~15%)、高室温(約75~100℃)で発汗させる従来からある一般的なサウナ。
[4]試算条件
1616サイズのユニットバスで外気温15℃、水温15℃、30分運転の場合。
以上