スズキ、欧州・北米向けに新型二輪車を投入
スズキ、欧州・北米向けに新型二輪車を投入
スズキ株式会社は、大型二輪車の需要が好調に推移している欧州および北米市場に向け、下記の新型二輪車を投入する。9月21日にパリでプレスミーティングを開催、また9月24日には米国で販売店大会を開催し、投入するモデルを発表した。
【新型 GSX-R1000】
・ 年々進化を続けるスズキのスーパースポーツモデルの中でも、常に革新の技術で最高の性能を誇る「GSX-R1000」をフルモデルチェンジする。
・ より細かい燃料噴射と混合を可能にした12孔燃料噴射機構やイリジウムスパークプラグを採用するとともに、吸排気ポートの形状を拡大して出力増を実現した新エンジンを搭載した。
・ 欧州の排ガス規制Euro3、米国の排ガス規制TIER2を達成している。
・ ライダーの乗車状況にあわせ、3つのパターンのエンジンモードから最適なセッティングを選択できる「3モード・セレクティブ・ECM」を搭載し、「GSX-R1000」の性能をより広い状況下で体感できる。
・ ECUが車速を検知し、高速時の安定性を高め、低速時のハンドリングをより確実にする「電子制御ステアリングバンパー」を採用した。
【新型 GSX1300BK(B-KING(ビーキング))】
・ 2001年10月に開催された第35回東京モーターショーに、コンセプトモデルとして参考出品し、大きな話題となった同名の「B-KING」を量産化モデルとして投入する。
・ 今回発表した「B-KING」は、強力なトルクと加速力を発揮する「GSX-1300R隼」のエンジンをベースにしたハイパワーエンジンを搭載し、力強く個性的なボディスタイルで圧倒的な存在感を持つ、スズキのフラッグシップネイキッドとして、2007年より主に欧州・北米市場に投入する。
【BANDIT(バンディット)1250】
・ 扱い易さ、燃費、コストパフォーマンス等の優れたトータルバランスによって世界中で高い評価を得ているスポーツバイク「BANDIT1200」の排気量を1,250cm3とした新型水冷エンジンを搭載し、中低速のトルクを一層向上させるなど、BANDITの優れたパフォーマンスをさらに高めたフルモデルチェンジ車として欧州市場に投入する。
・ メカニカルロスとオイル消費量を減らす「SCEM (Suzuki Composite Electrochemical Material)」を採用した。
・ エンジン内部のレイアウトを見直すことにより、コンパクトなエンジンを実現した。
・ フューエルインジェクションや、「スズキ・デュアル・スロットル・バルブ」を採用し、滑らかなスロットル操作を楽しめる。
【BANDIT 650】
・ 「BANDIT650」は、最高出力を向上させた650 cm3の新型水冷エンジンを搭載し、クラッチを「BANDIT1200」で好評なアジャスター付き油圧式クラッチに変更し、スムースな操作感を実現したモデルとして投入する。
【BURGMAN(バーグマン)125/200】
・ シティーコミューターとして手軽で便利なユーティリティーと、走りの醍醐味を味わえる「BURGMAN125」、「BURGMAN200」のフルモデルチェンジを実施。
・ フューエルインジェクションを採用し、安定した始動性と燃費の向上を図るとともに、シートのクッション厚や形状の見直し、さらに足回りの見直しによって高速道路や石畳走行時の安定性・快適性を高める等のフルモデルチェンジを実施した。
・ またブレーキシステムにはコンビネーションブレーキを採用し、走行・停車時の安心感を一層向上させた。
【M109R SPECIAL EDITION(スペシャルエディション)】
・ 2006年3月に北米市場で発売後、その圧倒的なエンジンパフォーマンスと、力強いスタイリングが大好評となっている「M109R」の特別仕様車を発売する。
・ 「M109R」をベースに、テールランプとターンシグナルにクリアレンズを採用するとともに、スポーティーなスピードメーターパネルやメッシュ地のシート表皮を採用。
・ 車体色は「アメリカンスポーツカー」をイメージし、ブルーに白のストライプとした。
【KINGQUAD(キングクアッド)450】
・ ATVではこの排気量クラス初となるフューエルインジェクションを装備し、低温地域や高所等でのエンジン始動を容易にした。
・ また、フロントデフロック機構や4WDドライブモード切替スイッチを装備し、岩山や泥道での走行性を向上させた。
また米国の販売店大会において、参考出品として大排気量クラシッククルーザー「C109R」と楕円型ヘッドライトを採用した「M109RN」の2機種を展示した。
(※オリジナルリリース参照)