デンソー、トヨタと共同で「レクサスLS460」用の電源制御ECUを開発
デンソー、電源制御ECUを開発
―レクサスLS460に搭載―
株式会社デンソー(愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、9月に日本で発売されたレクサスLS460用に、トヨタ自動車株式会社と共同で、電源制御ECU (注1) を開発しました。
近年、様々な安全や情報関連製品の増加により、自動車内での必要電力量が増加しています。この必要電力量の増加に対応して開発された電源制御ECUは、バッテリ電圧と電流からバッテリ充電率と内部抵抗を算出します。算出した充電率に基づき、バッテリ充電不足の場合は、オルタネータの発電用調整電圧や、アイドル時のエンジン回転数を上げるなどして、バッテリへの充電量の増加を促します。
また、長期放置などによりバッテリの充電不足が顕著な場合や、オルタネータ故障時には、このECUが、バッテリ電圧、内部抵抗の情報に基づき、どのシステムへ優先的に電力を供給するべきかを判断します。例えば、プリクラッシュセーフティシステムなどの安全システムが作動する場合、シートヒータなどへの電力供給を抑制し、安全システムに安定した電力を供給するよう制御します。
デンソーは、今後も、カーメーカや社会のニーズに合った製品の開発を続けていきます。
(注1)ECU:Electronic Control Unit
以上